「地球の歩き方」国内版 好調の訳

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「地球の歩き方」国内版 好調の訳
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 「地球の歩き方」国内版 好調の訳

株式会社地球の歩き方は 2021年に学研グループ入り

東京オリンピックは延期になりましたが、メディアがおもしろがって取り上げてくれました。その結果、10万部を超える発行となりました。実は、事業譲渡のときも、当時の社長が「コロナ禍の最悪な状況下でも『地球の歩き方 東京』が売れたので、学研グループが受け入れる決め手となりました」というほどだったのです。企画が当たって本が売れたら次の企画、また売れたら次の企画と、本当にそのときは、綱渡りのような日々でした。

旅のガイドブックとしてお馴染みの「地球の歩き方」は1979年の創刊以来、およそ160もの国と地域を網羅。しかし、まだ出版されていない国がありました。それはなんと我が国「日本」。“47都道府県全ての魅力を詰め込みたい”という気持ちを一冊にギュギュッと詰め込んだ結果、なんと1056ページという辞書級の大ボリュームに!

――今までの『地球の歩き方』もそうですが、図鑑や国内ガイドブックも情報量がすごいですよね。こういった調査能力は、どういったところから生まれているのでしょうか。

たとえ英語が話せなくても、『地球の歩き方』があれば飛び立って、戻ることができる。お節介な一面も持つ、旅人に寄り添うガイドブックがコンセプトです。

老舗旅行ガイドブック『地球の歩き方』の国内シリーズが好調だ。創刊40周年を機に発売した第1弾の『東京』版は、コロナ禍のステイホーム期間中で大々的なプロモーションはできなかったが、10万部を超える大ヒットを記録した。その後、『東京 多摩地域』『北九州市』『横浜市』などを発売し、シリーズ累計発行部数は、2025年10月時点で120万部を超えている。

創刊当時は海外旅行は非常に高価でした。そのため、『地球の歩き方』は1度でも渡航したら、1か月以上滞在することを考えた内容をコンセプトにしています。当時から変わらない点は、「“かゆいところまで手が届く”個人のためのガイドブック」という点です。

そうやって何冊か図鑑を出したタイミングで、「あの『地球の歩き方』が本気で生き残ろうとしている」というツイートがバズりまして、書店さんが棚を復活してくれたり、大々的に展開していただけるようになったりと軌道に乗り始めました。

1979年に創刊し、40年を超える歴史をもつ『地球の歩き方』は、旅行ガイドブックの老舗として誰もが一目を置く存在だ。しかし、コロナ禍で旅行ができなくなってしまった影響で売り上げは9割減に落ち込んだ。そんな逆境の中でも、日本にフォーカスした新シリーズを展開して注目され、売り上げもV字回復した。

株式会社地球の歩き方は、2021年に学研グループ入り。そのタイミングで社長も交代に。その時に新社長から、「どうして地球の歩き方シリーズには『日本編』がないの?」と素朴な疑問をぶつけられ、編集員はみなハッとしたそう。これまでに160もの国と地域を発行しているにも関わらず、なんと自分たちの国である「日本編」は未発売。そこから企画がスタートしたのだとか。

国内シリーズは、2020年に予定されていた東京五輪と『地球の歩き方』の創刊40周年が重なることを記念して、企画がスタートした。しかし、発売直前にコロナ禍が始まり、2020年9月のステイホーム中にひっそりと発売された。

「地球の歩き方 日本編」は、ガイドブックとして持ち歩くには難しいボリューム。旅のお供というよりは一家に一冊置いてもらい、旅行先探しの参考にしたり、地元の新たな魅力を再発見したり、日本について学び楽しむのがおすすめなのだそう。「海外に行きづらくなった今だからこそ、日本の魅力に改めて触れるきっかけになってくれたらうれしいですね(編集室担当)」

福井: 『地球の歩き方』の東京編が売れたことをきっかけに、女性向けに作っている『aruco』シリーズでも国内のガイドブックを出版しました。東京編はもちろん、旅行に行きたいけど行けないので都内で海外気分を味わえるようにと『東京で楽しむ台湾』などのシリーズも刊行しています。『aruco』の方も評判がよく、『東京で楽しむ』シリーズは現在16冊、『地球の歩き方』の図鑑シリーズは年内で計30本ほどになります。

――コロナ禍で多くの人が海外へ行けなくなり、『地球の歩き方』には大きな影響があったと思います。

福井: やはりこれまでガイドブックをコツコツと作ってきたスタッフが多いので、40年以上の蓄積が大きかったのかなと思います。図鑑や「ムー」などとのコラボもテーマや場所を変えただけで作り方は『地球の歩き方』と一緒なのです。

「地球の歩き方 日本編」に関わった編集者は総勢50名以上! 各都道府県に1人以上は担当者がいることになります。都道府県ごとに18ページずつ、沖縄と北海道は21ページのボリューム。これでも内容を削ぎ落とすのは、かなり大変だったそう。「日本縦断16泊17日旅行プラン」「ご当地グルメマップ」「おいしい酒図鑑」など日本全国を網羅した一冊ならではの大型企画も豊富。内容は全て現地の方に魅力を存分に語ってもらい執筆したもの。王道から知られざるスポットまで濃密な内容となっています。

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