万博関連イベ行列 東京で徹夜組も
そしてそのころ、閉幕の日を迎えた早朝の万博会場では、イベントが。「フレンドシップリング」では、大屋根リングに集まった各国のスタッフらが手をつなぎ、輪を作って閉幕を祝いました。
並んでいた人に話を聞くと、「(Q.何回目?)ぼくが20回目」「私が18回」「(Q.いつから並んでいる?)前日12日の11時半から並んだ」「きょうは最後の力を振り絞って楽しむしかない。もう“万博ロス”。たぶん帰るとき泣いている」などと話していました。
27日は、正午から入場できる当日券は午前6時15分ごろ、午後4時からの入場分は午前8時ごろまでに受け付けが打ち切られた。列の先頭にいた大阪府岸和田市の会社員男性(51)は「妻と息子と昨夜午後10時ごろから並び始めた。初めての万博なので楽しみ」と喜んだ様子だった。
184日間にわたった万博が閉幕した。だが、閉場の時間を過ぎても多くの人が会場内にとどまり、名残を惜しんでいた。
半年間の会期がフィナーレを迎えた大阪・関西万博。少しでも会場で長く過ごそうと前日からの「徹夜組」もおり、オープン前から熱気に満ちた。「最後まで目いっぱい楽しみたい」「この友情は万博が終わっても続く」。会場内には感謝のメッセージがあふれ、惜別ムードに包まれた。会場シンボル「大屋根リング」は解体が予定され、一つなぎの壮大な光景も見納め。来場者やスタッフは目に焼き付けた。(1面に関連) 13日午前7時、東ゲートの前では大勢が敷物や椅子に座り開場を待っていた。前日午後11時から並んだ大阪市の会社員白井孝樹さん(28)は来場26回目。「寝不足だけど悔いがないように過ごしたい」と期待に胸を膨らませた。 行列が長くなり、午前9時の会場を20分前倒し。スタッフらは「最終日に来てくれてありがとう」「いってらっしゃい」と声をかけ、来場者とハイタッチした。会場内には「ARIGATO」「Merci(フランス語で「ありがとう」)」と書いた垂れ幕や看板が掲げられた。 西ゲート近くにある公式キャラクター「ミャクミャク」の像には終日人だかりが絶えなかった。東京都新宿区の家事手伝い瀬川陽子さん(58)は、開幕前に低調だった機運を踏まえ「逆境を乗り越えたシンボル。閉幕後も日本中や世界各国を回り、愛されてほしい」と訴えた。 北東部200メートルを残して解体予定の大屋根リングにも終日多くの人が詰めかけた。堺市の自営業小林俊彦さん(50)は「壮大なスケールが魅力。できるなら全部残してほしい」と残念がった。
13日、閉幕日を迎えた大阪・関西万博。午後4時から、フィナーレを飾るイベント「フラッグパレード」が行われ、参加した158の国や地域などの色とりどりの万国旗を手にした隊列が、場内を更新しました。
最後は約500人の関係者が、長くも短い大阪・関西万博での日々を、集合写真で締めくくった。
パレードではダンスパフォーマンスなどが行われ、万博スペシャルサポーターのハローキティやくまモンなども参加。約1.4kmを練り歩き、来場者に184日間の感謝を伝えました。
万博では、ほとんどのパビリオンを巡れた一方で、予約システムの使い方がわからず家族の助けを借りることも多かったという。「2027年の横浜の花博では、スマホに慣れていない人ももっと気軽に楽しめるようになってほしい」とも語った。
ダイキンとともにショーを企画したサントリーの前波美由紀・万博推進室長は「巨大なお祭りが終わったなという気持ち。アオの物語がお客様の記憶に残り、自然との向き合い方を考えるきっかけになれば、それが何よりのレガシーです」。
コンサートには8月から毎週通い、ピアニストのサインも集めてきた。「万博は十分満喫して元も取れましたが、最後の締めにもう一度聞きたくて」
西ゲート近くの海沿いからは、神戸市や兵庫県西宮市方面の夜景が望める。万博会場からの夜景の「見納め」をする人たちの姿があった。


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