
今晩は底堅い展開か。
昨日は米中貿易摩擦懸念が和らいだことや、政府機関の一部閉鎖が近く終了するとの見方からセンチメントが改善する中、新型iPhoneの販売好調見通しを受けてアップルが約4%上昇したことも追い風に主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が515.97ドル高(+1.12%)、S&P500が1.07%高、ナスダック総合が1.37%高と、3指数がそろって2営業日続伸した。最高値まではダウ平均が0.11%、S&P500が0.28%、ナスダック総合も0.23%に迫り、再び最高値更新が射程圏に入った。引け後の動きでは不良債権問題で先週木曜日の相場押し下げ要因となったザイオンズ・バンコープが予想を上回る増益決算を発表し、株価は時間外取引で3%高となった。
今晩は主要3指数が最高値に迫り、高値警戒感が強まることが予想されるものの、米中貿易摩擦懸念の緩和や政府閉鎖の終了期待などセンチメントの改善を背景に底堅い展開か。第3四半期決算は寄り前にゼネラル・モーターズ(GM)、コカ・コーラ、RTX、GEエアロスペース、3Mなどが発表予定。政府閉鎖による経済指標の発表がない中、主要企業の決算実績やガイダンスに注目が集まる。
今晩は主要な米経済指標の発表はなし。企業決算は寄り前にゼネラル・モーターズ、ハリバートンコカ・コーラ、RTX、GEエアロスペース、ロッキード・マーチン3M、引け後にネットフリックス、テキサス・インスツルメンツ、インテューイティブ・サージカルなどが発表予定。
(執筆:10月21日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
見通し NY株見通しー底堅い展開か GMやコカ
ダウ平均の構成銘柄ではキャタピラーが下げた。25年12月期通期の関税による影響を8月上旬に公表した従来予想の13億〜15億ドルから、15億〜18億ドルになる見通しだと前日夕に発表した。米関税政策が収益を下押しするとの懸念から、売り材料視された。
日本では、5月8日にトヨタ自動車(7203)が決算を発表しますが、トランプ政権の自動車と部品に対する追加関税を受け、2026年3月期の業績見通しが注目されます。トヨタ自動車の業績の先行き懸念が強まるようだと、自動車産業関連株への売り圧力が強まることが危惧されるでしょう。
例えば、ゼネラル・モーターズ(GM)は5月1日、関税の影響で2025年12月期に40億~50億ドルのコスト増が見込まれると発表し、2025年12月期の業績見通しについて下方修正しました。また、フォード・モーター(F)も5月5日、関税の影響で2025年12月期の利益が約15億ドル低下する恐れがあると発表し、先行きの不確実性が高まっているとして2025年2月に発表した2025年12月期の業績見通しを撤回しました。
本記事では、NYダウの意味や特徴、今後の見通しやS&P500との違いなどを解説します。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体のマーベル・テクノロジーが急落し、18.6%安で終えた。28日夕に発表した2025年8〜10月期の売上高見通しが市場予想を下回り、嫌気された。28日に四半期決算を発表したデル・テクノロジーズは、AI向けサーバーの受注伸び悩みを材料に売られた。AI需要の先行きに対する不透明感が意識され、他のハイテク関連株に売りが波及した。


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