
小陰線引け。1.1670ドル台で上昇中の90日移動平均線付近からやや下押し、1.16ドル前半で下値を探る動きとなった。一目均衡表・転換線1.1635ドルは現時点ではサポートとなっている。同線付近で支えられ、転換線と基準線の交差が予想される1.16ドル後半をめどに動きを落ち着かせていくとの見方を維持する。
レジスタンス1 1.1731(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 1.1642
サポート1 1.1543(10/14安値)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル指標の中でも最も有名で 利用するトレーダーも多いです
DMI(Directional Movement Index)は、ワイルダー氏が考案したテクニカル指標で、前日のレンジと当日のレンジを比較し、上下どちらにずれているのかを基準に、通常14期間における動きを+DI、−DIという強弱の指標として、またそれらの差から求められるADXをトレンドの勢いと過熱を示す指標として用います。
ユーロドル(EUR/USD)は世界で最も取引量が多い通貨ペアであり、スプレッドの狭さと高い流動性から、多様な戦略が機能しやすい舞台を提供してくれる。とはいえ、単に「メジャーだから扱いやすい」という理由だけで成果が安定するわけではない。ユーロドルの値動きは、米連邦準備制度(FRB)のスタンス、欧州中央銀行(ECB)の方針、欧州の複合的な景気循環、さらにはエネルギー価格や貿易条件といったマクロ要素に繊細に反応する。スイングトレードで収益機会を最大化するには、テクニカルの形だけでなく、金利期待や政策シグナルがどのように「トレンドの芯」を作り、どの局面でその芯が折れるのかを読み解くことが欠かせない。本稿では、ユーロドルの本質と市場局面の見極め方を踏まえ、スイングで狙うべきタイミングを具体的に解説する。
FX取引において今後の相場を予測する際に用いられる分析手法は大別すると2つに分けられます。一つが、経済活動や資金需給(資金の流れ)の基本的な要因や情報を基に分析を行うファンダメンタルズ分析。そしてもう一つが、チャートやテクニカル指標を用いるテクニカル分析です。一般的にファンダメンタルズ分析が中長期のトレードに適しているのに対し、テクニカル分析は超短期から中長期まで幅広く応用することが可能です。ここではテクニカル分析において主役ともいえるチャート分析の使い方を解説していきます。
チャートにテクニカル指標と呼ばれるものを組合せると、さらに相場予測の精度が高まります。テクニカル指標とは何か、どのようなものがあるのか説明します。
RSIは相対力指数の英略で、一定期間の値動きから上昇もしくは下降の勢いがどれぐらい強いかをチェックできるテクニカル指標です。急騰急落を定量的に評価することができる指標でもあります。オシレーター系のテクニカル指標の中で最も有名なため、おさえておきたい指標です。
ボリンジャーバンドは一定期間の価格から相場の振れ幅(ボラティリティ)を測定し、価格の変動範囲を統計的に導き出すテクニカル指標です。ボリンジャーバンドでは標準偏差と呼ばれる統計的な手法を用いて、過去の値動きから将来の値動きを予測することができます。シンプルで、非常に人気の高いテクニカル指標です。
ユーロドルは欧州株式や米長期金利、エネルギー価格との相関が巡航速度で効く一方、短期的にねじれる場面がある。例えば、米長期金利が上昇しているのにユーロドルが下落しきれない、あるいは逆に、金利が落ちているのにユーロドルが上がりきらない、といった齟齬である。こうしたねじれは、いずれどちらかが修正されることが多い。スイングでは、ねじれが解消し始める初動でポジションを作り、相関の「平常運転」へ戻る流れに乗る。ファンダメンタルズの筋とテクニカルのタイミングが一致し、かつ他市場との整合性が復活する瞬間は、保有の納得感が高く、ブレも少ない。
テクニカル指標とは、テクニカル分析を行う際にチャートの中に組合せて使用する指標のことを指します。チャート分析だけでは見えてこない相場の買われすぎや売られすぎといった過熱感、売買のタイミングなどを簡単に確認することができます。テクニカル指標は有名なものから自分で計算・開発したものまで星の数ほどあり、自分に合ったテクニカル指標を見つけることも重要です。テクニカル指標にはトレンドの方向をわかりやすく示すトレンド系と、買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系があります。これらは単体で使う場合もあれば組合せて使うこともあります。
チャートとは価格の動き、つまり値動きを表したグラフのことを指します。FXのみならず株価でも過去の動きをグラフ化したチャートが用いられます。冒頭にも述べた通り、チャート分析はテクニカル分析の一つで、過去の値動きや価格の推移、またその位置関係から相場の動きを認識・予測します。
移動平均線は任意の期間(5日、25日、75日、200日が使用されることが多い)の終値の平均値をつないだ線のことを指します。テクニカル指標の中でも最も有名で、利用するトレーダーも多いです。移動平均線を用いた取引手法は様々なものがあり、移動平均線に関する情報も数多くあふれています。はじめてテクニカル指標に触れる方にはおすすめの指標です。
スイングの肝は、良い位置で入ること以上に、悪い前提が見えた瞬間に素早く撤退できることにある。前提条件とは、たとえば「米欧金利差が当面拡大する」「週足の抵抗帯を明確に突破した」「ボラ収縮帯を上抜けて定着した」といった仮説だ。これらが否定された場合、テクニカルのストップに到達していなくても、前提の破綻という理由で一部または全部を閉じてよい。エグジットは二段階で設計すると扱いやすい。第一段階は「前提否定による撤退」、第二段階は「目標達成による利確」である。目標は、直近スイングの等幅値幅や日足の次の節目、ATRの倍数など、客観指標で事前に定める。
ユーロドルは、流動性と情報の多さゆえに、ノイズもまた多い。スイングで安定した成果を出すには、環境認識を米欧金利差・エネルギー・欧州内ストレスで三点測量し、その上で上位足の構造に沿った仮説を立てる。イベントで方向が確定するのを待ち、テクニカルの整合が取れたところで段階的に実行する。結果は値洗いよりも「仮説の適否」に照らして記録し、次のシナリオの精度を上げる燃料にする。ユーロドルは、科学的に扱えば扱うほど応えてくれる。狙うべきタイミングは、いつも相場の中にある。重要なのは、見たいものではなく、見えているものを見抜くことだ。
このADXを他のテクニカル指標と組み合わせて利用することは効果的で、トレンド系のテクニカル指標ではADXの上昇をフィルターに、いわゆるオシレータ系(もみあい)のテクニカル指標ではADXの下降をフィルターにして使うと、売買シグナルの確度が高くなります。
一目均衡表は、細田悟一氏(故人)が都新聞(現東京新聞)の商況部長時代に考案したテクニカル手法である。私設研究所を設立し7年の歳月をかけて苦心を重ねた末、昭和10年都新聞紙上に「新東転換線」という名称で発表された。また、一目山人とは細田氏のペンネームである。
テクニカル指標は多ければ良いわけではない。むしろ、時間軸ごとに役割を固定する。週足はトレンド判定の「地形図」として、200MAや過去の高安帯を主役にする。日足は戦術地図として、20MAと50MA、チャネル、ローソク構成で「押し目・戻り」の質を評価する。4時間足はトリガーとして、短期の受け渡しをRSIやMACD、ピンバーや包み足で掴む。RSIは50を軸に、上昇局面では40〜60のレンジ内押しで反発しやすく、下降局面では60超えが戻り売りの好機になることが多い。MACDはゼロライン付近のクロスを「波の切り替わり」として扱うと、遅行性を味方にできる。道具は少数精鋭でよいが、「どの時間軸で、何の判断に使うか」を厳密に分けることが、スイングの一貫性を担保する。


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