
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は144ドル高の46734ドルで取引を終えた。ホワイトハウスのレビット大統領報道官が30日に米中首脳会談が実施されると正式に発表。両国の対立激化懸念が後退し、株式に資金が向かった。決算を受けて時間外では下落していたテスラが売りをこなして上昇したことも安心感を誘った。ドル円は足元152円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが325円高の48995円、ドル建てが425円高の49095円で取引を終えた。
米国株高を好感した買いが入ると予想する。きのうの東京市場ではテスラやIBMの時間外の下落を消化したが、テスラは2%を超える上昇となり、IBMは1%未満の下落にとどまった。米国ではマイクロンやAMATなど半導体株の動きが良かった上に、引け後に決算を発表したインテルは時間外で上昇している。日本のハイテク株には強い追い風が見込まれる。本日は米9月消費者物価指数が発表されるが、これを前に米国株が上昇したことも安心材料。投資家心理が改善し、前日の大幅安に対する買い戻しが活発となるだろう。日経平均の予想レンジは48900-49300円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
見通し 今日の株式見通し堅調か 米中対立激化懸念が後退し米国株は上昇
米清涼飲料大手コカ・コーラが朝方発表した2025年7〜9月期決算は増収増益を計上。米メディアによると、売上高と調整後の1株当たり利益ともに市場予想を上回った。このほか、ゼネラル・モーターズ(GM)、スリーエム(3M)の7〜9月期決算はともに堅調な内容となり、通期の業績見通しを上方修正したことも投資家心理を支えている。 米動画配信大手ネットフリックスがこの日引け後に四半期決算発表を予定しているほか、今週はテスラ、IBM、ハネウェル・インターナショナル、インテルなどの決算報告が控えている。
個別銘柄では、ネットフリックスが8.5%安。米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)は10〜12月期の売上高および1株利益見通しが予想を下回り、5.98%安。ベライゾン・コミュニケーションズ、セールスフォース、ユナイテッドヘルス・グループが1%超安となっている。一方、身売りを検討していると前日発表したワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーが2%超高と続伸。IBM、スリーエム(3M)も買われている。
個別銘柄では、25年通期業績見通しを引き上げたハネウェル・インターナショナルが5%超高。シェブロン、ボーイングも堅調に推移している。一方、テスラが3%超安、IBMが4%超安となっている。
ナスダックはおおむねマイナス圏で推移した。AIの成長拡大見通しが相場を押し上げてきたが、高値警戒感を背景とした「資金配分の見直し」(日系証券)で関連銘柄が売られた。
米清涼飲料大手コカ・コーラが朝方発表した2025年7〜9月期決算は増収増益を計上。米メディアによると、売上高と調整後の1株当たり利益ともに市場予想を上回った。このほか、スリーエム(3M)の7〜9月期決算が堅調な内容となり、ゼネラル・モーターズ(GM)が通期の業績見通しを上方修正したことも投資家心理を支えている。
人工知能(AI)の成長拡大見通しに加え、堅調な企業決算や、今月末の米中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待感も相場を下支えした。


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