【見通し】24日香港株=続伸か、米中貿易摩擦への警戒感が後退

24日の香港市場は続伸か。貿易を巡る中国と米国の対立激化への警戒感が和らぎ、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぐと予想する。米ホワイトハウスのレビット大統領報道官は23日、トランプ米大統領が30日に韓国で中国の習金平国家主席と会談すると発表した。米中首脳会談に先立ち、閣僚級の貿易協議も行われる。中国商務部は23日、貿易交渉を担当する何立峰副首相が24日から27日にかけて代表団を率いてマレーシアを訪れ、米側と経済・貿易協議を行うと明らかにした。
中国政府がハイテク産業支援や米国に依存しないサプライチェーンの構築に引き続き力を入れるとの見方から、関連銘柄に買いが入りそうだ。中国共産党の第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)が23日に閉幕した。同日発表したコミュニケには、第15次5カ年計画(2026-30年)の主要目標として科学技術の「自立自強」の加速などが盛り込まれた。
23日のNY株式相場はダウ平均が反発し、ハイテク株主体のナスダック総合も3日ぶりに反発した。米中貿易摩擦懸念が後退したほか、決算が好感されたハネウェルやダウ、ラム・リサーチの上昇が相場を押し上げた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のアリババ集団(09988)と美団(03690)、保険株のAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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見通し 24日香港株続伸か 米中貿易摩擦への警戒感が後退
後場の日経平均株価は、上振れ余地を残す展開が見込まれよう。米国で利下げ期待と米中対立警戒がせめぎ合う中、国内では為替動向と政局の先行きが注目材料となる。特に、ドル円の動きや日米金融政策に関する市場の読みが後場を左右する可能性がある。また、前場の上昇を支えた銘柄群が一服する場面が出る可能性もあるが、押し目買いを誘う水準が意識されよう。


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