[全般]円全面安

高市トレードによる円売りは一巡したものの日銀の利上げ観測後退やテクニカル的な円売りが再び強まり円は全面安。

昨日の東京市場でドル円は買いが先行。前日の高値を上抜けると損切を巻き込みながら152円ミドル付近まで上昇。日経平均株価は大幅下落となったがリスクオフの円買いも見られず円売りの勢いはその後も継続。欧州市場に入るとクロス円を中心とした円売りも重なりドル円は152円79銭まで上昇。トランプ大統領は習近平主席と30日に会談すると発表したことも市場に安心感が広がりNY株式市場も三指数ともに上昇。クロス円の買いを促すなど、今日発表される米CPIを控えドルの動きは抑えられるなど円中心の相場展開となった。
今日発表のCPIは2.9％から3.1％に上昇が見込まれており、予想通りであればFRBの利下げを抑えるものとなる。しかし、依然として政府機関閉鎖が続く中で指標への確実性に疑問が残る中で動きにくい。寧ろFRBはインフレよりも雇用への注目度が高いことからドル買いも限定的とみる。
円売りの勢いはまだ残るものの来週の日米金融政策を控え、週末のポジション調整による円買戻しには注意したい。

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