バス運賃のキャッシュレス化 背景

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バス運賃のキャッシュレス化 背景
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 バス運賃のキャッシュレス化 背景

バス運賃のキャッシュレス化 背景

○政府参考人(石原大君) お答えいたします。 委員ご案内のとおり、今、非常にバスを取り巻く環境、運転者不足などによりまして、減便、路線廃止、全国で相次いでおります。大変厳しい経営環境にあるということでありまして、こういう厳しい経営状況にある中で、この現金の取扱いによる管理コスト、あるいは運転者の現金のやり取り、こうしたことに伴う負担の軽減、それから定時運行の確保、こういった利用者の利便性向上を図る観点、このような種々の理由から、この完全キャッシュレスバス運行について今導入を考えているということでございます。

■バスでの利用イメージバスの乗降時に、車内設置のNFCタグにスマートフォンをかざすと、バスの位置情報とスマートフォンの情報がクラウドシステム上で連携し、乗車バス停、降車バス停を推定します。 乗降バス停情報から区間運賃を計算し、登録されたクレジットカードから運賃が引き落とされます。

○政府参考人(石原大君) お答えいたします。 本格的にこの完全キャッシュレスバスを運行するというような場合、委員ご指摘のとおり、災害ですとか通信障害などによりキャッシュレス決済端末が使用できない場合も出てくるものと考えられます。 このような場合を想定して、まずはこの秋から、考えておりますけれども、この完全キャッシュレスバスの実証運行、この中でご指摘のような緊急時の対応についても考えていきたい、実証運行を行う場合には、あらかじめこの代替の運賃収受の手段、これをバス事業者の方には求めていきたいと、このように考えております。

完全キャッシュレス化で運行する路線は、観光客の利用が多い区間や生活路線なども合わせて検討されていますが、バス事業者との調整があり未定です。

次に、先月28日に国交省の会見において、完全キャッシュレスバスを解禁する方針であると大臣が答えていましたけれども、今回、完全キャッシュレスバスの運行を決めた理由を教えてください。

斉藤国交相は「まずは今年度よりバス事業者の協力をいただいて、いくつかの路線で実証運行を実施し、完全キャッシュレス化とした場合の効果や課題を検証していくことを考えております」と話しました。改定後の標準運送約款を参考に、バス事業者が個社の運送約款を改めた後の実証運行となるため、利用者が完全キャッシュレスの路線バスを体験するのは、この秋以降になると思われます。

日本では、完全キャッシュレス化してしまうことで、様々な理由で銀行口座やクレジットカードを作れない人が公共交通機関を利用できなくなってしまうのではないかという懸念を持っています。ですから、災害などの緊急時以外でも、カードを作れなかったり、現金しか持っていない人でも乗車できる仕組みが必要だと考えます。 また、前回お話ししたように、障害者のバスの乗車を拒否する歴史がありましたけれども、現在少しずつ改善はしているところではあります。しかし、バスに乗車するときの対応では、時間が掛かるなどの理由で乗車拒否をされるなど、まだまだ障害者への理解が社会に広まっておらず、公共交通機関が安心して利用できる状況にはなっていません。 現在の道路運送法では、交通機関において乗車拒否をしてはならないという規定になっていますが、キャッシュレス化されてしまうことで差別を助長してしまうのではないかと不安を感じています。 今後、公共交通機関においてキャッシュレス化を進めるに当たっては、多様なニーズに対応できるようにするとともに、乗車拒否が絶対に今後も起こらないことを進めるための制度にしていただきたいと思いますけれども、大臣のお考えをお聞かせください。

■実証実験への期待 現在、特定の機器かバス車内でしかチャージができない地域ICカードですが、本サービスではクレジットカードとの連携でチャージ不要でバスの乗車が可能になることから、より高い利便性確保が期待されています。 実証実験を通じて、本サービスの受容性・効果を検証するとともに、今後の本格提供に向けて検討を深める予定です。

国交省は、完全キャッシュレスバスについて、実証実験を行い、課題を検証すると言っていますけれども、災害が起きたとき、キャッシュレスの機械が壊れた場合など、どのような対応をされるのか、お答えください。

○国務大臣(斉藤鉄夫君) 今、木村委員、2点のおっしゃったと思います。1点目は、クレジットカード等使えない人たちへの対応と、それから後半は、障害者が乗車拒否が絶対起きない制度にしてほしいという2つのご質問があったかと思います。 前半の質問につきましては、非常に重要な視点だと思いますので、我々もこれからこの完全キャッシュレスバスの運行を試行してまいりますけれども、その点も考えながらまず社会実験をしてみたいと思います。 そして、後半の部分についてお答えをさせていただきます。 まず、障害を理由とする不当な乗車拒否はあってはならないことである、あります。完全キャッシュレスバスにおいても、車いすを利用されている方の利用に当たっては、運転手において、スロープの設置や乗降介助、既に乗車されている他の利用客に協力、配慮を求めるなど、丁寧に対応していく必要があることに変わりはありません。 完全キャッシュレスバスの導入は、厳しい経営環境にあるバス事業者の負担を軽減し、将来にわたって路線が維持していく観点などから意義があるものと考えておりますが、キャッシュレス決済手段を有していない旅客への対応など検討すべき課題もありますので、まずは幾つかの路線で実証運行を実施し、こうした課題への対応や効果などについて検証していこうと考えております。 いずれにいたしましても、完全キャッシュレス化の推進に当たっては、障害をお持ちの方々の利便性が損なわれることのないよう、丁寧に制度設計を進めてまいります。

当社では、本実証運行を通じて、完全キャッシュレスバスの需要を見極めるとともに、持続可能な公共交通の実現に向けての課題把握や知見獲得を目指してまいります。

熊本では、5つのバス会社や鉄道事業者がSuicaやPASMOなどの取扱いをやめ、クレジットカードなどに切り替えていくと発表し、市民からは困惑の声が上がっています。 例えば、知的障害のある子どもを持ったお母さんからは、PASMOやSuicaが使えなくなり、クレジットカードだけになってしまうと、障害を持った子どもが公共交通機関を利用しづらくなるというようなご相談もありました。 SuicaやPASMOなどのICカードは、チャージした分だけ使う方式であり、個人情報などは不要でカードが購入できる仕組みとなっています。しかし、クレジットカードでは、銀行口座とひも付けられていることで、紛失したり、盗難や個人情報の流出など、悪用されるというおそれがあります。 資料5をご覧ください。

スマホタッチ支払いは、バス車内に設置されたNFCタグにスマートフォンをかざすだけでバスのご利用・決済が可能な仕組みです。車両ごとのICカードリーダーの導入が不要な機器構成であり、キャッシュレス決済による利便性向上と維持コスト削減の両立を実現するもので、利用者・事業者における受容性と効果を検証します。 また、実証期間中にはキャンペーン運賃も設定し、お客様の利用促進を図ります。

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