
日経平均株価は反落。短期的な過熱感を意識する展開となったが、下値買い意欲も強く下げ幅は限定的となった。
RSI(9日)は前日78.6%→71.6%(10/28)に低下。前日の陽線にはらむ小陰線にとどまり、5日移動平均線(49596円 10/28)上を維持している。基本的な見方に大きな変化はなく、引き続き上目線のトレンドフォローとなる。
上値メドは、10/9高値から10/14安値までの下げの倍返しとなる50650円、心理的節目の51000円や51500円、52000円などが想定される。下値メドは、心理的節目の50000円、5日移動平均線、10日移動平均線(49001円 同)、10/23安値(48399円)、心理的節目の48000円、10/17安値(47494円)、心理的節目の47000円などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
ただ現時点では突っ込みからのテクニカルリバウンドの域を出ません
北朝鮮の核実験(?)の影響で日本市場が休みだった昨日のアジア相場は大きな下落となりました。それに比べて欧米相場は比較的落ち着いた動きとなりました。この材料は日本相場にどんな影響を与えるのでしょうか? テクニカル分析を行うときに重要なのは、こういう外部要因を事前に織り込まないことです。悪材料だから下がったという考え方はまだしも、悪材料だから下がるという思い込みはテクニカル分析の確度を悪化させます。あくまでもトレンドを見極め、短期的な需給の動きとその後ろにある相場参加者の心理に分析をフォーカスするべきだと考えます。 今日は寄り付きでB'ラインを割り込むことが予想されます。そうなった場合のスタンスは寄り付きで売り参戦、16,500円までは売り上がり、16,200円では買い戻し、16,200円をはっきり割り込めば再び売り、15,900円では買い戻しからドテンの買いを予定しています。
NY市場は小反発。ダウは上ヒゲの長い小陽線、ナスダックは陰線にかぶさる陰線となっています。ナスダックのテクニカル指標を見てみると、ストキャスティクスやMACDはピークアウトを示していますがその割には値幅調整が行われていません。DMIを見てみると既に-DIが+DIを上回っており、ADXが底打ちから反転に向かうかどうかという形になっています。週足のMACDも高い水準でのシグナルDC直前となっており、中期的な天井圏に来ているように見えます。 CME225先物は高値引けした昨日の大証終値を超えて返ってきています。強いですね。まずはTOPIXの窓埋めまでの上昇はありそうです。
後場寄りからもう一段買われてちょっとした踏み上げのような形になりました。2時頃高値を取った後は利益確定の売りに押されて急落。一度は戻したものの引け際にも売り込まれて分足雲上限に突っ込む形で終わっています。 金曜日が首つり線だったのにも関わらず続伸した材料としては寄り付き前に発表された日銀短観が予想以上に良かったことが挙げられますが、テクニカル的に大きな意味を持つ一日となりました。 短期的には寄り付きがA線をギャップアップしてきたことにより上昇トレンドが継続することとなり、上値限界が16,350円へと引き上げられました。中期的には月足10月寄り付きが9月の十字陽線の終値を超えてきたことから押し目を付けながらの反発が期待出来る形となりました。 しかしなにより大きいのは遅行線がB線を超えてきたことです。B線は5月戻り高値から始まる下落トレンドの上値抵抗ラインでした。前回アイランドリバーサルとなったときにローソク足では窓を空けて超えており、今回の上昇局面においても先週木曜日に上抜けしています。1度目は騙し・2度目は本物という経験則から、本格的な上昇トレンドへの移行も遠くないなとは思っていたのですが、遅行線が超えてきたことでますますその可能性が高まってきました。 今後最も強い形としては超えたB線を遅行線が下回らないことなのですが、週足ベースでのランニングギャップはほとんど存在しないことや、直近4日間で雲上限から窓上限までの大幅上昇となっていることとなどから、少し難しいように思います。もう少しおとなしい形として、今日空けた窓を埋めた後続落となっても、ローソク足がB線を割り込まなければC線にサポートされる形での上昇トレンド形成となるのではないでしょうか。 また、週初一気の上昇となったことでレンジの修正があります。上値限界を窓上限16,250円から上昇三角保ち合いの上値抵抗線16,350円へと変更します。下値限界は引き続き15,800円ですが、今日の動きから見て15,900円を割り込む可能性は低くなったと考えています。
後場寄りこそ大人しかったものの先物主導で値を下げる展開。16,200円水準では底堅く推移するものの徐々に上値を切り下げる下方三角保ち合いの様相を呈しています。 テクニカル的に重要な節目に到達したようです。強い上昇トレンドを継続出来るか弱い上昇トレンドへと移行するかの節目です。
NY市場は続伸。ダウ・ナスダック共に上値下値共に切り上げる動きとなりました。ただ現時点では突っ込みからのテクニカルリバウンドの域を出ません。買い方は怖々、売り方は一旦利食いから様子を見てる雰囲気がありますね。まだまだ下値覚えも強く上げてもう一段でしょうか。ダウの12,330ドル・ナスダックの2,410ポイント水準が戻り高値として意識されます。 CME225先物は小幅高での返り。ひとまず週足ランニングギャップを埋める動きから17,210円水準までの上昇は意識されますが、問題はその後ですね。17,210円は直近高値安値から導き出した38.2%戻り水準です。ちょうど窓埋めから3月2日終値水準に相当することから、この水準が戻り高値として意識されます。
置き土産というわけでもありませんが、私がテクニカル分析についてどう考えてるか、またどんな戦術を用いて相場を張ってるかというエッセンスをTrading Philosophyに残しておきます。私の毎日のコメントは全てこれに基づいたものであり、これさえ理解出来れば私のコメントは必要ありません(笑) 8月いっぱいまではコメント欄・メールにてご質問頂ければお答えすることができると思います。この際だから聞いておこうと思うことがあれば何でもご質問ください。
ダウは底堅くナスダックは上値重くとNY市場も複雑。揉み合いの後金曜日にはネックライン突破したダウもその日のうちに押し戻され、週足では長い上下影を持つ星。ナスダックも上値下値共に切り上げる動きで強く見えるが、週足でははらみ十字陰線。日本市場を含めて膠着感の強い相場展開となっている。 テクニカル分析的な立場から見た8月第2週の日経平均は、週足大陽線後の明星であるため、反落もしくは同水準での保ち合いで二つ星となる可能性が高いとしか言えない。ただ8日にはFOMCという大きなイベントが控えている。イベントドリブン型の相場展開にテクニカルを加えて予想してみたい。 FOMCまでの日本相場は大した手がかりもなくボックス内での保ち合いとなる可能性が高い。分足ベースでは徐々に弱く推移していることから、週初は2日のザラバ窓を目指すものと考えられる。15,350円どころが下値目処となる可能性が高く、この水準では逆張りで望みたい。一旦底を打った後は利上げ打ち止め観測からの先回り買いが入り、反発に転じるだろう。それでも窓下限から15,700円どころの売り圧力は相当強い。安値で仕込んだ玉はこの水準で一旦売り上がるべきであろう。 金曜日にはオプションSQが控えていることから、商い薄の中で仕掛けに伴った動きが出る可能性も低くない。もし利上げ打ち止めとなった場合、買い仕掛けから値を飛ばすこととなれば15,800円からひょっとしたら16,000円どころに急接近することも考えられる。しかしその水準での上値の重さは今の市場エネルギーでは突破することは非常に難しい。あくまでもSQに絡んだ思惑買いと割り切って、ここでもまた逆張りで望みたい。 市場のコンセンサスは利上げ打ち止めである。この通りの発表となった場合、材料出尽くしから反落とまではいかないまでも、上値抵抗帯を突破して新しいステージに入る可能性は低い。逆に利上げ継続となった場合、大きなネガティブサプライズと受け止められる可能性が高く、一気に下値を割り込む可能性もある。もし、日本市場が先回りの買いに向かうような動きがあれば、SQ直前で格安になってるプットを買っておくのも一興であろう。もちろん8日の発表を前にイベントドリブン型ロングストラドルも悪くない。
モメンタムの算出方法は、数あるオシレーター系のテクニカル指標の中で最もシンプルで、現在の株価から過去の株価を引くだけで求められます。例えば25日間のモメンタムを求める際は、今日の終値が500円で、25日前の終値が450円であった場合、計算式は500-450=50となります。この値を点としてつなげたものがモメンタムのグラフとして表示されます。
出来高は現物株で10億182万株とやはり値動きに比して薄商いの印象ですが、先物出来高は上昇傾向であったことや現物株でも揉み合い時の出来高が高かったこと、明らかなトレンドブレイクからはひとまずは弱気トレンド脱却と捉えて良さそうです。ただし、次の上値として考えられるのは28000-28150で、これはテクニカル上は前回高値や同価格帯でのギャップラインの形成などで表れています。ここでの押しがあるかどうかに注目です。
NY市場は続伸。朝方高寄り後売り押されるものの盛り返す。ダウは高値更新、ナスダックも年初来高値となりました。引き続き波高き線でしたが、ナスダックが保ち合い上放れから下値確認後の上昇となり、先高感を感じる動きです。 CME225先物は小幅高での返りとなっており、寄り付き前注文動向は1,000万株を超える買い越しと強く感じます。テクニカル的には窓上限を超えた寄り付きとなるかどうか、また引けで窓上限を超えれるかどうかに注目されます。
機械受注統計は強く、思った以上に日本市場は強いかもしれない。ここしばらくの日経平均の動きは、NY相場との相似性もひと時程ではなく、一旦キャッシュポジションとなった機関投資家のリバランスにおいて日本市場の占めるウェイトが増える可能性もある。中期的に自民党総裁選・アメリカ中間選挙に向けて下げると予想していたが、日本相場においては違うシナリオとなる可能性もある。 テクニカル分析による相場予想を行うときにファンダメンタルズは邪魔なだけなので、出来るだけ考慮しないようにしているが、昨日の機械受注統計の発表は日本市場の相場付きを変える可能性がある。
プログラムのカスタマイズ性がかなり高く、複数のテクニカル指標を用い、その初期値を変更してオリジナルな売買ルールを作成することも可能で、自動売買機能を使えばあらかじめ定めた戦略に従ってプログラムから自動的に発注することができます。
NY市場は小幅反落。上下にヒゲの長い十字線となっています。ここまでの動きは通常のテクニカルリバウンドの動きです。今晩のNY市場が下落することとなれば下げ三法確定となり、数週間の調整となる可能性が高まります。ダウのMACDは3日前の大陰線を底にマイナス乖離を狭める動きとなっているため反発から高値保ち合いとなる可能性もありますが、ナスダックはマイナス乖離を広めています。強弱感対立する形となっており今晩は大事な一日になりそうです。戦術的には天井で売り抜けられなかった買い方は今朝売り切って様子を見るのがベストです。 CME225先物は大証終値比90円安での返り。日足雲中での寄り付きとなるようなら雲下限がサポートラインとなる可能性が高いのですが、二空の後であるため昨日の窓を埋める水準までの下落は想定されます。注意すべき時間帯は前場後半です。この時間帯に16,200円を割り込んでくるなら、後場売り仕掛けに反応しやすい地合いから下窓埋めも視野に入ってきます。
これはボリンジャーバンドというテクニカル指標で、一般的にボリンジャーバンドが表す水準は相場変動の限界と捉えられています。
漠然と後場持ち越しに不安があっただけでなんのテクニカルな根拠もありませんでしたが、前場買い戻しておいて良かったです。持ち越していたら16,500円超えで踏んでたかもしれません。後場の踏み上げの動きを見て二番天井の売りに回りたかったのですが、今週は巡りが今ひとつだったので見送りました。キャッシュポジションです。


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