車掌が中指立てて発車 事実認める
撮影に殺到した鉄道ファン 撮影/週刊女性写真班 先日、JR東日本の車掌が、鉄道ファンに向かって“中指”を立ててニュースになった。マナーをきちんと守っている鉄道ファンがいる一方で、一部の人たちによるマナーの悪さも度々耳にする。実際のところどうなのか。大手鉄道会社の元社員で鉄道ライターの佐藤充さんに聞いた。
JRの電車を後ろから撮影していたところ、車掌が振り向いて「中指」を立てたとして、鉄道ファンがその写真や動画をツイッターに投稿し、物議を醸している。JR東日本八王子支社は、事実関係を認め、不快な思いをさせたと謝罪した。車掌は、JRの聞き取り調査に対し、ある理由を挙げたという。この6秒ほどの動画は、鉄道ファンのじまさん(@jima_af)が2021年1月23日、ツイッターに投稿した。
JR東日本の車掌が、乗務中、ホーム上の撮り鉄に向かって中指を立てたことが明らかになった。1月23日、八高線に乗務していた車掌が、箱根ヶ崎駅を発車後に、撮り鉄のシャッター音を聞いてカッとなり、振り向きざまに乗務員室から中指を立てたのだ。その写真がネットに拡散されて話題になった。
これについてJR東日本は事実関係を認め、謝罪。どうやら該当車掌は、自分が写真に写り込むと思い、カッとなって行為に及んだようだ。ここまで彼の激情を駆り立てるほど、日々のストレスが積み重なっていたのだろうか…。
これを受け、事実関係を調べた県の第三者調査委員会は、井ノ本氏の漏えいは「斎藤知事と片山副知事の指示を受けて行なわれた可能性が高い」と結論づけた。
鉄道ファンのあいだで人気の鉄道会社「遠州鉄道」の車掌が、利用客と思われる相手に中指を立てた動画が「X」上で拡散され大炎上している(31日現在は削除済み)。「集英社オンライン」が同社の担当者に炎上した事案について問い合わせたところ動画の“事案”を認め「決してお客様に対してあってはならないことです」とコメントが返ってきた。
「事実であることを認めております」
斎藤知事は5月27日、井ノ本氏の供述が明らかになった直後、記者団に「漏えいを指示した事実は全くない。そうした認識はない」と完全否定した。しかし斎藤氏が井ノ本氏に指示と受け取れる発言をしていたと、別の県幹部が証言していることも明らかになった。
過去を振り返ってみれば、迷惑な撮り鉄にしびれを切らし、ありえない行為に及んだ鉄道マンもいる。2021年1月、JRの車掌が乗務中、駅ホームで撮影をしていた撮り鉄に向かって、中指を立てたのだ。
いかなる理由があっても、中指を立てる行為は許されない。人としてやってはいけない行為である。 しかし、車掌を擁護する声は多かった。この件とは別に、マナーの悪い鉄道マニアが目に余っており、鉄道マンへの同情の声が多かった。 そのうちの一つが、駅員や乗務員が映り込んだ写真や動画をSNSにアップする行為である。 過敏になった鉄道マンは、人気芸能人ではないが、カメラを持っている人を見かけるだけでも嫌な気分になる。それが鉄道マニアであればなおさらだ。 鉄道愛好家というのは、ライトな鉄道ファンからディープな鉄道マニアまで、層が厚く、一部にはマナーの悪い人もいる。一方の鉄道マンも、昔ほどではないが、横柄な態度をとる人がいる。双方ともにトラブルが起きやすい下地がある。 私自身、現役の鉄道マンだったときに、いくつものトラブルを目の当たりにした。社員が原因のトラブルもあれば、鉄道マニアが引き起こすトラブルもある。その中でも考えさせられたのが、トラブルではないが、鉄道車両基地の一般開放イベントだった。 鉄道車両基地は、毎年恒例で一般開放するところもあるが、ほとんどは開放しない。それでも、開所から節目の年などに、特別に一般開放することがある。 私が勤めていたエリアでも、ある路線が節目の年を迎えて、いくつかのイベントが企画された。その一つが車両基地の一般公開だった。 当然、大勢の鉄道マニアが押し寄せることが見込まれた。


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