【見通し】NY為替見通し=ドル円、10月米ISM製造業景気・雇用・価格指数に要注目か

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【見通し】NY為替見通し=ドル円、10月米ISM製造業景気・雇用・価格指数に要注目か

本日のNY為替市場のドル円は、米政府機関閉鎖に関するヘッドラインに警戒しながら、10月米ISM製造業「景気」「雇用」「価格」指数などを見極めていく展開となる。

 10月米ISM製造業景気指数は、49.4と予想されており、9月の49.1からの改善が見込まれている。雇用統計や消費者物価指数(CPI)の公表が延期されていることで、「雇用指数」(9月45.3)や「価格指数」(9月61.9)の動向も見極めて行きたい。

 また、10月米製造業PMIのサプライズ改定には警戒しておきたい。

 米政府機関の閉鎖は本日で34日目となり、トランプ第1次政権で記録した最長記録35日に迫っている。財務省によると経済的な損失は1週間で150億ドルとのことで、これまで750億ドル程度となっている。

 本日も米政府機関の閉鎖が解除される可能性に関する報道には注視しておきたい。

 また、ドル円の154円台は、昨年4月にトランプ氏が「米国の製造業にとって大惨事だ」と言及した水準であり、一連の外交日程を終えたトランプ米大統領が改めて円安への懸念を表明する可能性にも警戒しておきたい。

 米財務省は10月28日に日米財務相会談に関して「健全な金融政策の策定とコミュニケーションがインフレ期待の安定維持と為替レートの過剰な変動を防ぐ上で重要な役割を果たすことを強調した」との声明を発表した。

 片山財務相は10月31日の記者会見で、外国為替市場で1ドル=154円台をつけたことについて「投機的な動向を含め、為替市場の過度な変動や無秩序な動きについて高い緊張感を持って見極めている」と円安を牽制する発言を行っている。

 日米の財務省がドル高・円安への懸念を表明していることで、さらなる口先介入やドル売り・円買い介入の可能性には警戒しておきたい。

 

・想定レンジ上限

 ドル円の上値目処(めど)は、154.80円(2/12高値)

・想定レンジ下限

 ドル円の下値目処(めど)は、152.97円(日足一目均衡表・転換線)

(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】NY為替見通し=ドル円、10月米ISM製造業景気・雇用・価格指数に要注目か

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