【見通し】ロンドン為替見通し=昨日大きく売られたポンドの動向に注視

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【見通し】ロンドン為替見通し=昨日大きく売られたポンドの動向に注視

本日のロンドン為替市場では、昨日のリーブス英財務相の発言をきっかけに大きく売られたポンドの動向が注視される。26日に秋季予算案の発表を控える中、リーブス氏は記者会見を開き、予算は「厳しい選択」を強いられる可能性が高いことを明らかにした。緊縮財政への回帰は避けるものの、労働党が選挙公約としていた「所得税、付加価値税や国民保険料の引き上げ回避」について、方針変更の検討余地があることを示唆したと受けとめられた。

 予算案前の異例とも言える記者会見だったが、財政規律を守ることを英財務相が言及したことは、英債券市場から一定の評価は得たもよう。一方で為替は、「英財政の話にはまずポンド売り」という反応を示した。ポンドのロングポジションを解消する動きが広がるなか、株式市場全般への売り圧力が強まったことを受けてリスク回避の円買いやドル買いが、ポンド売り圧力を更に強めた。

 明日には、イングランド銀行(英中銀、BOE)が金融政策委員会(MPC)の結果を公表予定。今回の会合については、政策金利据え置きが確実視されている。ただし、労働市場の弱さや直近インフレ率が想定ほど加速していなかったため、12月以降の英金利先安観も根強い。日経平均の暴落を受けてポンドは対円で既に下値を広げているが、欧州勢の参入後は対ドルや対ユーロでも下値を探る場面があるかもしれない。

 ほか、本日の欧州タイムの経済指標では、9月独製造業新規受注や同月仏鉱工業生産、10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が仏独ユーロ圏と英国から、9月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)などが発表予定。ナーゲル独連銀総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁の講演も予定されている。

想定レンジ上限

・ポンドドル、ピボット・レジスタンス1の1.3107ドル

・ユーロポンド、0.8873ポンド(10月31日から11月3日まで下落した幅の上方倍返し)

想定レンジ下限

・ポンドドル、ピボット・サポート2の1.2924ドル

・ユーロポンド、3日安値0.8863ポンド

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=昨日大きく売られたポンドの動向に注視

見通し ロンドン為替見通し昨日大きく売られたポンドの動向に注視

-前営業日サマリー‐ ドル円は154.22円でオープン。東京市場では、片山財務相の「為替動向について、足元で一方的で急激な動きがみられる」との発言を受け、153.33円付近まで下値を広げました。また、日経平均株価が910円超の安値引けとなったほか、時間外の米株価指数先物が軟調に推移したことで終始リスクオフの円買い・ドル売りとなりました。続くロンドン市場では、リーブス英財務相が演説を行い、演説前にFT紙が「英財務相は増税を準備」と報じたこともあり、緊縮財政への警戒感からポンドは急落。全体としては東京時間の流れそのまま円高優勢となりました。NY市場では、10月10日の高値153.27円がサポートとして意識され、売りは一服。やや反発し、153.66円で取引を終えました。

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