
中東に位置するトルコの通貨リラを取り巻く環境を分析し、トルコリラの今後の値動きを予想した。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也 X(Twitter)
10月CPIは予想外に鈍化も中銀予測の達成は困難に
11月3日に発表されたトルコ10月消費者物価指数(CPI)は前年比+32.87%となり、前月の+33.29%から予想以上に伸びが鈍化した。食品価格(+34.9%)や住宅価格(+50%)などの影響は依然として大きいが、全体の伸びが小幅ながらも鈍化したことで中銀は利下げを継続する公算が高まった。ただ、中銀が公式予測として示している「年末時点で25-29%」のインフレ見通しは到底達成できそうにない。そうした中で、中銀が大幅利下げを強行すれば、リラ急落の引き金となりかねないことから、利下げのペースは前回と同様に緩やかなものにとどまるだろう。なお、トルコ中銀の次回の金融政策決定会合は12月11日に行われ、その前の12月3日には11月CPIの発表が予定されている。
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株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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トルコリラの焦点 予想以上のインフレ鈍化も中銀予測の達成は困難に12月も緩やかな利下げへ FX予想
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「特に注目しているのは航空関連整備企業です。GEエアロスペース(GE Aerospace)、RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)、ハネウェル・インターナショナル(Honeywell International)の3社は、いずれも市場予想を上回る好決算を発表しました。さらに通期見通しを上方修正しており、株価もそろって上昇しています。」
本日のゲスト、東海東京インテリジェンスラボの千石誠氏によると、本日の予想レンジは 4万9,800円〜5万800円。
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「注目しているのは量的引き締め(QT)の終了に関する発表です。パウエル議長は14日の講演で、“今後数カ月で終了する可能性がある”と発言しました。一方で、JPモルガン・チェイスなど一部証券会社は、ドル調達コストの上昇を背景に、QT終了時期を10月に前倒しするとの見方を示しています。ただし、バークレイズなどは“より後ろ倒しになる”と予想しており、その見解は分かれています。」
証券各社の11月予想レンジは以下のとおりです。
「その通りです。今後年に2回程度の利下げが予想されています。昨年との比較では、今年9月の利下げ以降、10年債利回りが徐々に低下していますが、昨年は逆に急騰していました。今年は市場がFRBの政策を信任しており、バランスの取れた利下げ局面になっていると思います。」



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