[全般]円高一服からドル高へ

昨日の東京市場で日経平均株価が大幅安となったことで円買いが進みドル円は153円を割り込む場面も見られた。前日の片山財務相の円安けん制発言を受けた円高の勢いが更に強まった。しかし急ピッチに進んだ円高への反動からドル円クロス円ともに買戻しが入った。2400円超下落した日経平均もその後買戻しが入るなどパニック相場も一先ず落ち着きを取り戻した。
NY市場では政府機関閉鎖が長引く中で民間調査によるADP雇用統計に注目が集まった。
結果は4.2万人増と予想の2.8万人を大きく上回ったがドル買いは小幅にとどまった。
その後発表された10月ISM非製造業景況指数は52.4と予想の50.8を上回りドル買いで反応。しかし雇用は48.2と上昇したものの5か月連続で50を下回るなど雇用の弱さが示されるなど米国景気への懸念が残るものとなった。
結局政府機関閉鎖による指標延期が相場の足枷となっており、ドル上昇もそろそろ終盤に近いとみている。

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