SHEINがパリに常設店 抗議と行列
2023年12月にユニクロが「SHEINのバッグが自社の商品を模倣した商品だ」として、SHEINを展開する3つの会社を提訴し、模倣商品の販売停止を求めました。
パリの老舗百貨店に5日、SHEINが店舗を開業しました。
SHEIN(シーイン)のBHV常設は、単なる新店オープンではなく、フランス社会の価値観—環境、労働、文化、地元経済—が交差する大きなテーマになっています。「安くて早い」という利便性は魅力ですが、その裏側にある生産や働く人の環境にも目を向けることが求められています。
中国の衣料通販大手「SHEIN」が、世界初の常設店舗をフランス・パリにオープンしました。
ヨーロッパでは、SHEINをはじめとした大量生産・大量消費を続ける、いわゆる「ウルトラファストファッション」への警戒感が広がっていて、フランス議会では、EU(ヨーロッパ連合)のエリア外からフランスに郵送される小包に課税する法案が審議されています。
日本のみならず世界で人気が拡大している「SHEIN」ですが、実際にはさまざまな問題も起きています。
世界初の常設店舗のオープンで行列ができている一方、その前で抗議活動が起きているという状況です。 なぜなのか詳しく見ていきます。
欧米ではもちろん、日本でも多くの利用者がいるSHEINですが、イギリスの調査会社によると、2024年の世界のアパレル市場のシェアではNIKE、アディダスに次いでSHEINが3位ということで、ヨーロッパでも本当に人気が高いことが分かります。
また、今回オープンを前に11月1日、フランスの規制当局はSHEINが販売していた商品の中に規制対象となる幼女の人形を確認したと発表。
この百貨店に入店していた複数のブランドが、SHEINのビジネスモデルに抗議する意思を示して撤退するなど影響が広がっています。
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