リニア中央新幹線 開業時期はいつ
「リニア中央新幹線の開業に向けた名古屋駅周辺のまちづくり」に対する思いや期待することなどについて、様々な方から応援メッセージをいただきます。
リニア中央新幹線の利用料金は、東海道新幹線のぞみよりも、やや高い設定になるとだけ発表されていますが、果たしてそれで投資に見合った回収ができるのかという採算を疑問視する指摘と、また安くするとはいっても、東海道新幹線を超える料金を負担して通勤・通学できる利用者は限られるという点です。
一方で、計画策定後に生じた、国内、あるいは国際的な環境変化があります。地方創生に関してはデジタル田園都市国家構想に引き継がれている面がありますが、リニア中央新幹線建設の目的となっているスーパー・メガリージョンの実現に対しては問題点を指摘する声が多く上がっていることも事実です。
リニア中央新幹線により高速で移動できるようになれば、通勤や通学にかかる時間を大幅に短縮できます。立地によっては、都市近郊のベッドタウンに住むよりも、リニア中央新幹線の駅がある地方に住むほうが、通勤・通学時間が短くなるかもしれません。
リニア中央新幹線は、50年以上前から計画されていたことが分かります。JR東海が品川~名古屋間の工事実施計画について、国土交通省から認可を受けたのは2014年10月です。
JR東海が開発を進めているリニア中央新幹線は、2027年に品川-名古屋間の運用開始を目標としていました。しかし2024年3月29日、JR東海は2027年開業を断念して、2034年以降の開業へ延期となることを発表しています。
品川と名古屋間を40分で移動できるようになり、経済効果は10兆円と試算されています。リニア中央新幹線は、現在の東海道新幹線のリスクを考慮してつくられており、自然災害で地方が分断される可能性を低減できます。
リニア中央新幹線のメリットは、品川駅と名古屋駅を結ぶ高速鉄道ができる点にあります。2037年までに全線開通を目指しており、開通すれば移動時間が大幅に短縮。経済が活性化すると期待されています。
また海外へ投資を求めたり、インバウンド需要を促進したりする上で、リニア中央新幹線と高速交通ネットワークの充実により、3大都市から地方へのアクセスが改善され、訪日外国人旅行者を地方へ誘客促進するという可能性を示しています。
リニア中央新幹線の開業が2027年から2034年以降へ延期されたのは、静岡県の理解を得られず、品川~名古屋間で着工が遅れていることによるものです。開業延期の経緯についてあらましを解説します。
リニア中央新幹線建設工事は10年を経過して現在進行中であり、工期が大幅に遅れているとはいっても、このまま進んでいくことは間違いないでしょう。
第二次国土形成計画の理念は「コンパクトとネットワーク」であり、その中心がリニア中央新幹線によって形成されるスーパー・メガリージョンです。
リニア中央新幹線は東京~名古屋間にある、東京都・神奈川県・山梨県・静岡県・長野県・岐阜県・愛知県を通るルートを設定しています。
リニア中央新幹線は、磁石の力を使って浮かせているため、摩擦をなくしているのが特徴です。車両下部に電磁石、レールに金属板を取り付けて、反発・引き合う力を利用して浮力走行を実現させています。
リニア中央新幹線は、いつ開業するのか? JR東海は先日、予定の工事費7.04兆円から約4兆円膨らみ、総工事費が11.0兆円になることを発表した。その工事費は、2035年に品川~名古屋間が開業することを想定して(「仮置き」)、試算したものだ。当初の工事費は5.52兆円だったものが、難工事への対応や地震対策、発生土活用先の確保で高騰し、さらに今回の発表では物価高などへの対応で工費がさらに増額することを示している。一部工事に着手できる見込みが立たないため開業時期は見通せない状況になっている。


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