
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2025年11月7日16時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 神田卓也
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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
豪ドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週の豪ドル/円は高値圏から急落
週初3日は、101.14円前後へ上昇して先月30日に付けた年初来高値の101.21円前後に迫る場面もありました。しかし、豪中銀(RBA)が政策金利の据え置きを決めた4日は、日経平均株価が高値警戒感から大きく反落する中で一気に100円台を割り込み99円台半ばへ急落。翌5日には98.83円前後まで下値を拡大したのち、米国株の反発などを背景に一転して100円台を回復する荒い値動きとなりました。6日に入っても不安定な値動きが続き、米国の人員削減数が大幅に増加したことから欧米株が下落する中、再び99円台を割り込みましたが、終値では99円台を回復。7日の東京市場でも株価が大幅に下落したにもかかわらず、98円台後半の下値は堅く99円台前半で推移しています。
今週の豪ドル/円の注目ポイントは雇用統計
13日に豪10月雇用統計が発表されます。豪中銀(RBA)は11月理事会で、インフレの上振れと労働市場の底堅さを理由に政策金利の据え置きを決定しました。そうした中、市場は10月雇用統計も豪労働市場の底堅さを示す結果になると予想しているようです。市場予想の中央値は新規雇用者数2.00万人増、失業率4.4%で、前月の1.49万人増、4.5%からそれぞれ改善すると見込まれています。もっとも、市場はすでにRBAが12月も政策金利を引き下げる可能性は低いと見ており、豪金利先物の25bp(0.25%ポイント)利下げの織り込みは1割強にとどまっています。したがって、利下げ観測の後退余地はもうあまり残っていません。10月雇用統計が予想通りの好結果となっても、豪金利と豪ドルの上昇余地は大きくないとも言えるでしょう。反対に、予想外の弱い結果となった場合はネガティブサプライズの度合いが大きくなる可能性が高そうです。
今週の豪ドル/円の見通し
予想レンジ
98.000~100.500円
基調
波乱含み
今週の注目ポイント
☆11/13 豪10月雇用統計
・ 主要国株価、国際商品価格
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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