【週間イベント】

4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平
▼欧州(ユーロ圏・英国)
BOEによる12月利下げを巡り雇用統計などに注目
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日銀会合の主な意見はタカ派寄り?中川委員の講演にも注意
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ経常収支は黒字が続くか
北米(米国・カナダ)
重要イベント
11/12◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
11/13☆米10月消費者物価指数
11/13☆米新規失業保険申請件数
11/13◎ムサレム米セントルイス連銀総裁講演
11/14☆米10月小売売上高
11/14☆米10月生産者物価指数
11/14◎シュミッド米カンザスシティー連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米政府機関の一部閉鎖が過去最長となる中で、トランプ政権は管制官不足を理由に主要空港での減便を命じました。感謝祭の繁忙期が近づいており、この問題はさらに悪化する可能性が高いと見られています。また、10-12月期国内総生産(GDP)への影響も拡大すると見られています。そのため、米政府機関閉鎖の解除に向けて進展があるかが焦点となりそうです。なお、閉鎖が続いていることから米10月消費者物価指数(CPI)などの経済指標は延期となる公算が大きいでしょう。
北米のイベント


欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
11/11☆英10月雇用統計
11/11☆独11月ZEW景況感調査
11/11◎ユーロ圏11月ZEW景況感調査
11/12◎ユーロ圏財務相会合
11/13☆英7-9月期GDP・速報値
11/13☆英9月GDP
11/13◎EU財務相理事会
11/14◎ユーロ圏7-9月期GDP・改定値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
6日に英中銀(BOE)は政策金利の据え置きを決定しました。ただ、議事録によると据え置きの決定が5対4の僅差で、4人が25bp(0.25%ポイント)利下げを主張していたことが明らかになりました。そうした中、次回12月会合における市場の利下げ織り込みは7割弱となっています。今後の利下げを巡り11日の10月雇用統計や13日の7-9月期GDPが注目されます。
欧州のイベント


アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
11/10☆日銀金融政策決定会合における主な意見(10月29-30日分)
11/10◎中川日銀審議委員講演
11/11◎日本9月経常収支
11/11◎日本9月貿易収支
11/13☆豪10月雇用統計
11/14☆中国10月小売売上高
11/14☆中国10月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
10日に10月29-30日に開催された日銀金融政策決定会合における主な意見が公表されます。同会合では政策金利の据え置きが決定された他、植田日銀総裁は記者会見で「もう少しデータを見たい」などと利上げに慎重な姿勢を示しました。ただ、9月会合に続いて田村委員と高田委員が利上げを主張していることもあり公表内容が注目されます。また、同日は中川委員の講演も予定されています。次回12月会合での利上げを巡りどのような見解が示されるかにも注目しましょう。
アジア・オセアニアのイベント

新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
11/10◎トルコ9月鉱工業生産
11/11◎南ア7-9月期失業率
11/11◎メキシコ9月鉱工業生産
11/12◎トルコ9月経常収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
前月に発表されたトルコ8月経常収支は54.6億ドルの黒字で1984年の記録開始以来、最大の黒字となりました。リラ安の一つの要因として経常収支の赤字があげられる中で、黒字を維持できるか12日の9月経常収支に注目が集まります。
新興国のイベント

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場のアナリストが、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
FXの主な経済指標は以下の4つに分類されます
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土曜日や日曜日は、世界中ほぼすべての外国為替市場が一斉に休みとなるため、FXの取引はできなくなります。
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FXの舞台となる「外国為替市場」では、電話やインターネットを使って取引がされています。ただし、証券取引所のように、取引する場所が実際に存在しているわけではありません。
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FX取引では、消費者物価指数は注目度の高いインフレ指標とされ、日本の消費者物価指数はアメリカ、ユーロ圏ほどではないものの日本で注目するトレーダーも多く、指標次第で米ドル/円などの通貨ペアのレートが動くケースがあります。
FXにはさまざまな取引手法があり、それぞれに適した時間帯があります。ご自身のトレードスタイルに合わせて、効率良く利益を狙える時間帯を見つけましょう。
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ただし、設定される指標の重要度はサイトによって異なる恐れがあり、より包括的な情報収集のために複数のFX会社や経済ニュースのサイトの参照が求められます。
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クリスマスは、欧米の多くの地域で休日の扱いです。東京為替市場が開いている時間帯に取引時間が限定されるため、多くのFX会社では取引時間自体が短縮されます。ロンドンやニューヨークなどの主要な外国為替市場が休場となり、流動性が低下することで、急激な価格変動が起きやすくなる点に注意しましょう。
なお、FXでは原則として祝日の取引は可能ですが、元日だけは世界中の外国為替市場が休場となるため取引はできません。
【関連リンク】FXのデイトレードとは?短期間で売買するメリットや注意点を解説!



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