【テクニカル】日足テクニカル・ドル円＝転換線の動向が失速を懸念させる

... 2022年はＳ＆Ｐ500種株価指数が19.4％下落したが日経平均株価は9.4％安にとどまった。日経平均をＳ＆Ｐ500で割ったＮＳ倍率（５日移動平均）とドル円の動きを合わせるとほぼ同じ動きとなっている。22年10月に１ドル＝151円を超えた円安局面下ではＮＳ倍率が上昇し日経平均優位の展開となっていた。...

... ドル円相場は６月、昨年終盤から今年序盤にかけての下げ幅の61.8％戻し（142円51銭）を達成した。その後は145円付近まで上昇してから失速したものの、下値を結んだサポートラインを割り込むことなく底堅さを保っている。目先は145円付近が強い上値抵抗となりそうだが、それだけに仮に突破できればもう一段の...

... 日米金利差拡大観測などを背景に上昇が続いていたドル／円相場は、10月第３週に32年ぶりの円安・ドル高水準となる151.94円まで上伸。しかしこの週は、政府・日銀による円買い介入などで上髭を伴う陰線引けとなった。 そこから４...

... ５月後半に126円台前半まで調整したドル円相場が６月に入り再び上昇している。調整前に付けた約20年ぶり高値の131円35銭を更新し10日の東京市場では134円前後まで上伸する場面もあった。 筆者はドル円相場が長期上昇トレンドに入ったと考えており、135円台に上昇する可能性が高いと考えている。その背景...

... 外国為替市場で円安・ドル高が進んでいる。本稿では円安が１～２年程度継続する可能性について解説したい。 まず、ドル円レートは３月のドルの戻り高値１ドル＝138円どころを上抜けており、その前のドル底練り（底値圏での推移）幅の「倍返し」で140円台後半をうかがうチャート形状となっている。 短期的な理由...

... ドル円相場は、今年１月に127円23銭まで下落した。昨年10月に付けた約32年ぶり高値の151円95銭からの下げ幅は24円72銭に達した。当時、ドル安の最大の原動力となったのは「米利上げは３月で打ち止めかもしれない」、「秋ごろには利下げに転じるかもしれない」との思惑だった。 そうした思惑主導のドル...

... 11年ほど前、2011年10月２日号の本欄で「ドル／円は40年周期の大底圏に入っているとみられ、11年10月にも1971年以来、40年間続いた大勢下落波動が大底を打ち、上昇（円安）トレンドへ転換する可能性がある」と述べた。 円が世に生まれた明治時代初頭以来、1931年までは基本的に１ドル＝１円台の...

... 為替市場で円安が進んだ。確かに円安・ドル高要因は多い。しかし、米利上げに関しては、異例に大きな利上げは、３度実施されるとしても９月20～21日の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が最後となると思う。 日銀は黒田東彦総裁が急激...

... ドル円相場の月足チャートには、2022年１月、２月と２カ月連続で「気迷い」商状を表す十字線が出現。これらの115円台をまたいだ十字線が「上昇トレンドの終了」を示唆したものか、あるいは単に「上昇トレンド中の小休止」を示したにすぎないのか、判断が難しいところであった。 そうした中で注目していた３月の相場...

... 2022年12月の日銀政策決定会合後、日本の長期国債利回りが急騰し、日経平均株価の下げが拡大した。日本の早期金融引き締め懸念が浮上し、今後は円高・ドル安が進むとの見方が急増した。だが、こうした見方は先走り過ぎであり、過剰反応であったようだ。 23年１月半ばには10年債利回りが0.54％処のフシに到達...

... 日経平均株価は14日に2万8500円に迫った。今月上旬には2万7500円を下回る場面もあったが、10日以降は再び上昇傾向だ。米国株高や対ドルでの円安、さらには株主還元強化への期待が株価上昇の要因と考えられる。 ４月最終週（24～28日）からゴールデンウイーク明けにかけては、３月期決算企業の決算発表...