[全般]ドル高の反動

ADPが発表した民間雇用者数が大きく減少したことが伝わりドルは全面安の展開となった。
昨日の東京市場では米政府機関閉鎖が解除に向かうということでリスク志向が先行し日経平均株価が上昇。ドル円も先週付けた高値とほぼ同レベルの154円49銭まで上昇したが、押し戻された。日経平均株価もその後利食い売りに押し戻されるとドル円も154円付近まで下落。欧州でも米政府機関閉鎖解除への期待から株式市場が上昇したことでリスクオンの円売りが先行。ドル円も154円44銭まで上昇したがその後は失速。
NY市場が始まったところでADPが発表した民間雇用者数が10月25日終了週までの4週間平均で1万1250人減少したとの報道を受けドルは全面安。ドル円は153円67銭まで下落。
米政府機関再開への期待が高まる一方で、米経済の実態を示すデータがADPと同様な結果が示される可能性が高いとみることもできる。
米政府機関閉鎖の間にドルが上昇した反動の売りはまだ始まったばかりかもしれない。

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