
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<現在の状況>
・ドル円、155円の攻防戦が続いている
・昨日のNY市場で155.04まで上昇後、154.50付近で下げ止まり
・154.50円(過去のレジスタンス)がサポートに転換(レジサポ逆転)
<テクニカル分析>
・現在:154.50円~155.00円のレンジ推移
・155円突破後の第一ターゲット:155.50円(レンジ幅50銭の倍返し)
・155.50円突破後:156円が視野に
・154.50円を下抜けると下押し圧力が強まる可能性も
<外為注文情報>
売り指値: 155.00円と155.20円に集中
<ファンダメンタルズ要因>
・FRBの利下げ観測後退
・12月FOMCでの利下げ確率が約50%まで低下(ほぼ五分五分)
・要因?:10月の雇用統計とCPIが公表されない可能性が高い
・最新データなしでFRBが判断しにくい状況
<アメリカ政府機関再開>
・議会下院で可決、トランプ大統領が署名
・ある程度織り込み済みで市場の反応は限定的
・政府再開により経済データの集計・公表が再開予定
<今後の注目点>
・米経済指標がいつから発表されるか
・本日は、複数のFRB高官による発言に注目
<結論>
ドル円は155円台に到達し、テクニカル的には上昇トレンド継続を示唆。154.50円のサポートが維持される限り、155円突破後は155.50円、さらに156円を目指す展開が想定される。
一方、ファンダメンタルズ面では12月FOMCでの利下げ観測が後退(確率50%程度)しており、これがドル円の上昇を支援。ただし、経済データの公表遅延により不確実性が高まっているため、今後のFRB当局者発言や米経済指標の発表タイミングに要注目。
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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