JAL客室乗務員ら スニーカー解禁
制服としての貸与ではなく、制服になじむ黒色でシンプルなデザインのものを各自用意する。つまずき防止などのため、厚底のスニーカーは不可とする。
対象はJALのほか、ジェイエア、日本エアコミューター(JAC)、北海道エアシステム(HAC)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアーコミューター(RAC)のグループ6社のCAと、国内56空港・海外40空港の旅客サービススタッフ。
同社では2020年4月にヒールの高さに関する規定を撤廃し、黒のプレーンなパンプスなどに加え、ローファーなどの着用も認めてきました。今回のスニーカー解禁は、その方針をさらに発展させたものといえます。なお、同社グループで2020年に運航を開始した国際線LCC「ZIPAIR」では、当初からスニーカーを制服の一部として採用しています。
JAL(日本航空)は2025年11月13日から、客室乗務員および国内外の空港スタッフが着用する靴の規定を変更し、「スニーカー」の着用を選択できるようにすると発表しました。
国内各社ではJALグループのZIPAIR Tokyoが2020年の就航当初から、客室乗務員とグランドスタッフの制服としてスニーカーを採用。また、ANAホールディングス傘下のエアージャパンが2024年に開始した格安航空会社(LCC)のブランドAirJapanも、スニーカーやフラットシューズなどの着用を認めている。このほか、スカイマークは4月14日からCAやグランドスタッフのスニーカー着用を開始。エア・ドゥも7月1日からグランドスタッフのスニーカー着用を試験的に開始している。
これまで規定されていた革靴やパンプスとともに、自分らしく自由な選択が可能となるとのことである。これは2019年に、日系航空会社のスニーカー着用をいち早く導入したJALグループのジップエアに続く形となる。
スニーカー着用の対象は、客室乗務員に加え、国内56空港・海外40空港で勤務する地上係員など、約1万4000人の社員。スニーカーは制服として一律に貸与されるのではなく、各自が自分の足に合ったものを選べる仕組みです。デザインは黒色でシンプルなものとし、厚底タイプは不可とするなど、一定の仕様基準が設けられています。
JALの担当者は「靴の選択肢を増やしてほしい、スニーカーの着用をしたいという社員の声をうけて導入した」とし、「靴をその日の業務内容や好み、体調などで選べるようになります」と話します。同社は「スニーカー着用も選べる運用に変更することで、社員の身体的負担を軽減し、より快適で安全な勤務環境を実現します。社員一人一人が働きやすい環境を整えることで、お客さまがスムーズに、そして心地よくお過ごしいただけるよう、より細やかで親しみのあるサービスを提供してまいります」とコメントを発出しています。
日本航空(JAL)は、客室乗務員(CA)とグランドスタッフのスニーカー着用を11月13日から解禁すると発表した。


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