
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
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※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年11月14日 19時00分
【11/17(月)】:本邦3QGDP、カナダCPI ほか 2025年11月17日分 #外為ドキッ
・8:50 日本 3QGDP(年率/季調済/前期比)
【前回】2.2% 【市場予想】-2.4%
ポイント:
4-6月期の実質GDPは、堅調な個人消費を支えにして前期比・年率で2.2%と、5四半期連続のプラス成長となりました。7-9月期は、米関税対応の駆け込み輸出や、4月からの建築基準法改正に伴う駆け込み需要が捌けたことなどによる、特殊要因でマイナス成長が見込まれています。ただ、市場では日銀短観などで設備投資意欲が強いほか、企業の景況感も改善傾向が続いているため、マイナスは深刻には受け止められないとの見方が優勢です。そのため、単純に3QGDPのマイナスを根拠に、12月利上げ期待がなくなるとするのは早計と考えられます。
FX視点:
– 市場予想より減速幅が小さければ、米関税の影響が限定されているとの見方から、日銀の利上げへの確度が上がり、円が上昇する可能性はあります。
– 市場予想以上に落ち込みが大きければ、日銀の12月利上げ期待が緩和して、円の上値を重くする展開も考えられます。
・22:30 カナダ 10月CPI:トリム 前年比%
【前回】3.1% 【市場予想】3.0%
ポイント:
CPIは昨年秋に底打ちした後、今年の1-3月期に持ち直してそれ以降は横ばいが続いています。ただ、足元ではインフレ再加速の兆候も見られており、カナダ中銀が0.25%利下げした10月の理事会で利下げの一時停止が示唆されました。物価の高止まりから、中銀の様子見期間の長期化が意識されるのかどうか、CPIの結果が着目されます。
FX視点:
– 予想を上回れば、様子見期間の長期化からカナダドルは底堅さが増しそうです。
– 予想を下回れば、利下げ再開に向けた動きが意識されて、カナダドルの上値を抑制する展開も考えられます。

※Bloombergのデータを基に作成
※灰色は米政府機関閉鎖による影響から、発表されない可能性があります。
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