
17日の日経平均は続落。終値は52円安の50323円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり618/値下がり932。前営業日にストップ安となったキオクシアに見直し買いが入って11.4%高。上に値幅が出る中、売買代金は全市場でトップとなった。東京エレクロトン、アドバンテスト、ソフトバンクグループなど大型グロース株が大幅上昇。古河電工やフジクラなど電線株にも強い動きが見られた。上方修正や株主還元強化を発表した三井住友が4%を超える上昇。3Q決算や証券会社の投資判断引き上げなどが好感された堀場製作所が急騰した。
一方、インバウンド関連の象徴的な銘柄とみられている三越伊勢丹が11.3%安。空運大手のJALとANAがそろって3%を超える下落となった。中国市場で業績を拡大させているファーストリテイリング、良品計画、サンリオが大幅安。レジャー大手のOLCや化粧品大手の資生堂なども派手に下げるなど、幅広い銘柄で中国リスクが意識された。野村HDなど証券株が全般軟調。今期の減益計画や社長交代発表が嫌気されたサイバーエージェントが急落した。
本日、名証ネクスト市場に新規上場したハンワホームズは、高い初値をつけた後も買いを集めてストップ高で終えた。
日経平均は一時500円を超える下落となったものの、終値では52円安の50323円と常識的な下げにとどまり、節目の5万円を大きく上回った。ソフトバンクグループやキオクシアなど、先週決算を材料に売られた銘柄が強く買われており、悲観に傾きかけた流れが修正された。中国に絡む政治家の発言には引き続き注意を払う必要があるが、不意打ち感の強いネガティブな材料に対して、その日のうちにある程度の売りをこなして大崩れを回避したことは特筆される。あすはファーストリテイリングなど中国リスクを材料に大きく下げた銘柄に切り返しの動きが見られるかに注目したい。早々に反転してくるのであれば、今の日本株に対して売りから入るのは分が悪いとの見方が強まり、指数が改めて上を試しにいく展開にも期待が持てる。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
見通し 株式明日の戦略一時5万円割れも後場は下げ幅縮小 不意打ちの悪材料に耐性を示す
こうした日本の表向きの物語は、何度も、すでに生じていたことがその結果にように引き合いに出され、論理的に逆転している。偶然な出来事や自然発生した大衆行動が、高官レベルで、それに先立つ数ヶ月あるいは数年前に、実際に議論されていたことを、その時々の資料は、一度となく示している。天皇の主席政治輔弼、内大臣(訳注)は、慣例のように次期首相を任命し、現職首相の職が危ういような政府の危機の際には、それに先立つ数週間ないし数ヶ月間は、「彼の特務期間」と呼ばれた。そのやり取りは記録として残されてもおり、その中で内大臣は、続く二代の政府の組閣構成やその成果を、正確に見通している。
そして現代のアナログオーディオでもこれに似た流派の分け方ができるように思う。これが今回の本題である。音像の重たい実体感や濃密な油絵のような色彩感を重んじ、音場の見通しは悪く、音数は少なく若干ノイジーですらあるが、味わい深い音。ひと昔、ふた昔前のヴィンテージのアナログ機器でのみ再現可能な、いぶし銀のサウンドを求める流派がまずある。これは珈琲の派閥でいえば古典的な苦味系コーヒーに対応する。他方、ハイスピードかつスペイシーな視覚的なサウンドで、ノイズはほぼ感じられず、音の色彩感は淡く、爽やかで見通しの良い軽めの音を、最新の機材で実現させる方向性がある。こちらの流派は酸味系のサードウェーブコーヒーと相似がある。


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