日経平均は小幅高に転じる場面もあった
日経平均は小幅高に転じる場面もあった。節目の5万円近辺で押し目買いが入りやすかった。前週末に大きく下げたソフトバンクグループ(SBG)や東エレク、アドテストなどの半導体関連銘柄に買い戻しが入り、指数を支えた。
来週(11月17〜21日)の日経平均株価は、底堅さが試される展開になりそうです。11月14日の急落局面で5万円の大台を割り込まなかったことに加え、下値支持線として意識される25日移動平均線に接近したことで、いったんは調整一巡からのリバウンドが意識されるでしょう。
ただし、米国では半導体・AI関連株に対する利益確定の売りが広がっており、東京市場もその影響を受けやすいでしょう。指数インパクトの大きい“値がさハイテク株”が調整してくるようだと、日経平均株価の重荷になります。そのため、11月19日に決算発表が予定されているエヌビディアの決算内容が注目されます。
日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。
エヌビディアの決算で再度AIの成長期待が高まってくるようだと、足元で調整しているソフトバンクグループなど大型ハイテク株のリバウンドが期待されます。一方で、成長鈍化が意識されると、一段と半導体・AI関連株への利益確定の売りが強まり、日経平均株価の「5万円の大台割れ」が警戒されるでしょう。
14日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、終値は前週末比1241円48銭(2.58%)安の4万6847円32銭だった。公明党が自民党との連立政権から離脱したことで、国内の政局不透明感が強まった。朝方から幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが優勢だった。午後に入ると海外短期筋からとみられる株価指数先物へのリスクヘッジの売りが一段と加速し、日経平均の下げ幅は1500円を超える場面もあった。
18日の東京株式市場、午後に入ってからも売り注文が膨らみ、日経平均株価は、一時、1600円以上値下がりしています。
17日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前週末比365円(0.72%)安の5万0011円53銭だった。下げ幅は一時500円を超え、節目の5万円を割り込んだ。前週末のダウ工業株30種平均が下落したのを受け、日本株にも売りが先行した。中国外務省が中国国民に対し日本への渡航を控えるよう呼びかけたのをきっかけに、インバウンド(訪日観光客)関連銘柄に売りが膨らんだ。ファストリが1銘柄で約270円、日経平均を押し下げた。
しかし、米国時間の11月13日の米国市場では、政府機関の閉鎖が解除されたことで利益確定の売りが優勢に。その結果、翌14日の東京市場においても半導体・AI関連株を中心に利食い売りが強まり、ソフトバンクグループ、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)の3銘柄が日経平均株価を大きく押し下げました。
ただ、AI関連株で持ち高調整の動きが見られた一方、内需系などバリュー株へ資金がシフトする動きが目立ちました。そのため、日経平均株価の一週間の値動きは小幅に上昇する形となりました。


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