
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年11月19日 19時00分
【11/20(木)】:SARB政策金利発表、アメリカ雇用統計ほか 2025年11月20日分 #外為ドキッ
・22:00 南アフリカ SARB政策金利発表
【前回】7.00% 【市場予想】6.75%
ポイント:
SARB(南アフリカ準備銀行)は7月に0.25%の利下げを実施し、9月は金利を据え置きました。今回は0.25%の利下げが市場の有力見通しですが、据え置きを予想する声(エコノミスト19名中4名)も一部にあります。
もっとも、SARBがインフレ目標を「3~6%」から「3%±1%」へ事実上引き下げたことで利下げの余地が広がり、全体として利下げ見通しが優勢となっています。
FX視点:
– インフレターゲットの変更が経済成長を支援するとの見方からZARが買われてきた経緯を踏まえると、金利据え置きとなった場合は成長期待が後退し、ZARが下落する可能性があります。
– 予想どおり0.25%の利下げが実施されれば、短期的には材料出尽くしでZARの買い戻しが進むシナリオも考えられます。
・22:30 アメリカ 9月非農業部門雇用者数
【前回】2.2万人 【市場予想】5.4万人
ポイント:
8月の非農業部門雇用者数は2.2万人と、労働市場の勢いが減速していることを示す結果になりました。9月分は今更ながらの感はありますが、レジャー・宿泊飲食業の増加で、予想中央値は5.4万人増と改善が見込まれています。ただし、エコノミストの予想が2.5万人~10.5万人までと幅が広いため、結果を受けて為替相場の変動幅が拡大する懸念があり、注意は必要です。
FX視点:
– 強めの結果(予想上振れ)の場合:労働市場の底堅さを裏付け、利下げ期待の後退やタカ派市場センチメントの強まりを通じて米ドルがサポートされやすい。短期的にはドル買い・株安の可能性。
– 弱めの結果(予想下振れ)の場合:労働市場の減速が明確になり、12月の利下げ期待が再上昇(現在約5割想定)してドル圧迫につながる可能性がある。短期的にはドル売り・リスクオン回帰の可能性。

※Bloombergのデータを基に作成
※米政府機関発表の指標は、米政府機関閉鎖による影響から発表されない可能性があります。
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