
「ドル/円」を中心に前日の振り返りと当日の見通しをギュッとまとめて動画配信しました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
最新のマーケット情報まとめ
<ドル円相場に影響を与えた材料>
日本の補正予算案拡大懸念
ADP週次統計は雇用減少ペースの鈍化示す
<ドル円は…>
底堅く推移し、一時155.74円前後まで上昇
<今日の注目材料>
日本20年債入札
エヌビディア決算
<英文要約>
Concerns that Japan’s supplementary budget may expand beyond initial expectations have drawn attention to today’s 20-year JGB auction. Depending on the results, there is a risk that a “Japan sell-off” could accelerate—marked by weaker JGBs, lower Japanese equities, and a weaker yen—so caution is warranted. Meanwhile, Finance Minister Katayama said yesterday that she is “concerned” about recent currency movements, using more forceful language than before to warn the market. Heightened vigilance toward potential yen-buying intervention is likely to limit the pace of yen depreciation. Overall, a gradual weakening of the yen is expected. In addition, Nvidia is scheduled to release its third-quarter earnings late in the U.S. session. The results could have a significant impact not only on U.S. equities but also on USD/JPY through shifts in risk sentiment, making this another key event to monitor.
『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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今日のFX予想20年債入札に注目 ドル円はじり高 2025
ただし、常に連動するとは限らず、また、ネガティブな要因での米国債利回り上昇はドル売り材料になりうるので注意が必要です。
米ドル/円は2015年6月末に122円台半ばでしたが、2016年9月末に101円台半ばまで円高が進んでいます。
米ドル/円は2022年2月終値で115円付近でしたが、2024年7月に一時162円付近まで上昇しました。
2012年12月に第2次安倍内閣が発足し、アベノミクス(3本の矢)による経済政策を実施しました。
米ドル/円の値動きの特徴として、以下の3点を挙げることができます。
半年間で20円以上の円安であり、この要因として日米金利差の拡大が挙げられます。
2025年はトランプ政権の経済政策に注目が集まります。
逆に、米国債利回りが下落する場合は、米国債投資の魅力が減るため米ドルの需要も減少し、ドル安につながりやすいと考えられます。
本記事では、2025年~2026年の見通しや投資戦略などについて詳しく解説します。
昨日のドル/円相場は約1.1%上昇。「財務省が国債発行計画の見直しを検討」との一部報道で長期金利が低下する中、円が売られた。また、連休明けのロンドン・NY勢が米国の欧州連合(EU)への高関税賦課延期を好感したリスク選好の動きや、米5月消費者信頼感指数の好結果を受けたドル買いもあり、一時144.46円前後まで上昇した。本日は日本の40年債入札が予定されている。20日の20年債入札が不調に終わって以来、超長期金利の変動要因として国債入札に注目が集まっている。昨日の減額報道で40年債入札を波乱なく消化できるようなら金利低下と円安の流れが続く可能性もある。一方で、昨日のドル高は米国の関税賦課の延期を基にした一時的なものだろう。不安定な米政権の政策運営を背景にドル売り地合いは続いていると考えられる。ドル/円の上値は日足一目均衡表の基準線が位置する145.05円前後が目先の目途となりそうだ。
3連休明けのロンドン勢が、前日の「米国の欧州連合(EU)に対する高関税賦課延期」を材料視してリスク選好の動きとなり、米ドルが全般的に買われた。その後、同じく連休明けのNY勢も同様の反応を示し、欧米の主要株価指数は全面高となった。
-前営業日サマリー-ドル円は150.03円でオープン。東京市場では、目立った下押しもなく、円安の地合いが継続してじり高となり一時150.50円付近まで上値を伸ばしました。ロンドン市場では、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁のタカ派な発言もあり、ドル高の流れが止まらずドル円は150.70円手前まで上昇しました。NY市場では、序盤はドル高の流れが継続するも、米10年債が利回り低下幅を拡大したことを手掛かりに一段落となり、米3年債入札後の利回り低下を受けて軟調に推移して151.40円で取引を終えました。
上の週足チャートを見ると、米ドル/円と米国債利回りの間に一定の関係があることがわかります。
2024年後半以降の米ドル/円は上下動しており、方向感の定まらない展開です。
米ドル/円は2007年6月末時点で123円台前半でしたが、2011年8月末に76円台半ばを記録しています。



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