【見通し】株式明日の戦略-後場に売り直されて4日続落 エヌビディアの決算は反転材料となるか

19日の日経平均は4日続落。終値は165円安の48537円
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり670/値下がり872。証券会社が目標株価を引き上げた古河電工が大幅上昇。指数寄与度の大きいソフトバンクグループとファーストリテイリングがプラスで終えた。原油高を手がかりにENEOSや出光興産など石油卸が上昇。通期の利益および期末配当の見通しを引き上げたフィルカンパニーが急騰した。
一方、米半導体株の下落を嫌気して、東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテックなど半導体株の多くが下落。三菱重工やIHIなど防衛関連の一角が弱かった。三菱UFJやみずほなど銀行株が売られており、楽天銀行が5%を超える下落。足元で騰勢を強めていたプリズムバイオラボが急落した。
日経平均は4日続落。プラスで推移する場面もあったが、楽観に傾きかけたところでは上値が抑えられた。前日に派手に下げてイベント待ちという状況であっただけに、買いが続かなかったことは仕方ない。あすは決算を受けたエヌビディアの時間外の反応に大きく振らされることになるだろう。きょうまで4日続落する中で2700円近く下落しているだけに、強い反転材料となる展開に期待したいところだ。5日線(49844円、19日時点、以下同じ)や25日線(49998円)辺りまで戻してくるようなら、相場の雰囲気もガラッと変わってくる。一方、下に振れた場合には、13週線(47172円)辺りまでの下げはみておく必要がある。後者の場合には、少なくとも年内いっぱいはAI関連は弱材料に敏感となる状態が続くだろう。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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