【見通し】21日香港株=反落か、米ハイテク株安が重荷

21日の香港市場は反落か。20日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ売りが出ると予想する。注目された米半導体大手エヌビディアの決算は市場予想を上回ったものの、人工知能(AI)関連銘柄に対する割高感が懸念されるなか、ハイテク株に下押し圧力がかかりそうだ。
9月の米雇用統計は政府閉鎖の影響で1カ月半遅れの20日に発表され、注目された非農業部門雇用者数(NFP)が11万9000人増と市場予想の5万人増を大きく上回る強い結果となった。一方、失業率は4.4%と予想の4.3%を上回る悪化となり、強弱入り混じる内容だった。
20日のNY株式相場はダウ平均が反落。ハイテク株主体のナスダック総合も反落した。AI関連株のバリュエーションの高さが再び意識され、オラクルやマイクロン・テクノロジーが大きく下落。エヌビディアは朝方に5%超上昇したが、3.15%安で終了し、11月月初来で10.79%安となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)、テンセント(00700)、美団(03690)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)がそろって香港終値を大きく下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】21日香港株=反落か、米ハイテク株安が重荷


コメント