中国禁輸 ホタテ業者 困らない
中国からは李強首相が参加します。
日中の緊張が高まるなか21日、日本にある中国大使館は国連安保理の許可なく、中国は日本を攻撃できる権利があるとSNSで投稿しました。
松島さんの会社は、商社などからの依頼に応じて原料ホタテを調達。殻から貝柱だけを取り出し、急速冷凍して出荷している。
中国による日本産水産物全面禁輸の措置を受け、水産加工業者の多くは行き場を失ったホタテを倉庫に抱えることに。この負担を少しでも軽減すべく、北海道の森町では地元の水産加工業者からホタテを買い取り、全国の学校給食へ無償提供する取り組みを開始しました。児童生徒1人当たり3粒が行き渡る予定となっており、これによって地元業者を支援するだけでなく、全国の子供たちに北海道産のホタテの魅力を知ってもらうことを目的としています。
エリンギとベビーホタテを輪切りで同じようなサイズに調整したうえで、オイスターソースを加えると味わいがアップ。ご飯との相性も良く、お箸が進む一品になるでしょう。お弁当のおかずやお酒のおつまみにもぴったりな料理です。
中国、対日「懸念」広がらず 思惑外れ?
こうした状況もあり、養殖ホタテの生産量が日本一とされている青森県では、円安の状況もあって販路拡大を模索。青森市内にある水産加工会社では、毎年200~300トン程度の加工したホタテを、アメリカや東南アジアに輸出しています。
中国の日本産水産物全面禁輸の影響を受け、ホタテ漁には深刻な影響が生じています。それでも、日本のホタテ漁を守るため、現在は官民を挙げた支援が行われるなど、国内の消費量を増やすための取り組みが見られているのは事実です。一般家庭であっても、ちょっとした料理にホタテを使用することで支援はできるため、少しでもこうした取り組みが広がっていくと良いと言えます。
ところが、先月24日に東京電力第1原発で処理水の海洋放出が始まって以降、注文が激減した。ホタテ加工品の在庫は80~90トンまで拡大。収入は落ち込み、地元金融機関のつなぎ融資でどうにかしのいでいる。
ベビーホタテをたっぷりと使った贅沢感のある華やかなサラダ。ホタテの旨味とトマトの酸味が絡み合い、さっぱりとした味わいです。ゆずポン酢醤油をスープやごま油と一緒にゼラチンで固めてゼリー状にするので、食べ応えあるサラダになります。
オホーツク海は、流氷が運んでくる植物プランクトンのため栄養豊富な海。深い甘みが特徴のホタテは、一般的に4~5年間、自然に成長させ、その後、計画に沿って水揚げされる。そのため急な生産抑制は難しく、今回のような滞留が発生すると、影響は加工業者に重くのしかかる。
全体のうち北海道分は597億円で約66%。さらにこのうち中国向けは434億円で、北海道分の実に約73%を占める。
オホーツク海に面した北海道枝幸(えさし)町。町営の冷凍冷蔵施設では、冷蔵室の高さ約8メートルの天井に届きそうなほど、ホタテなどの加工品が積み上がっていた。担当者は「すでに9割近くまで埋まった」。新たな保管スペースを確保するため町外へ出向く業者も出ている。
特にダメージを受けたのは、中国への輸出がメインとなっていたホタテガイです。前述したように、北海道の水産業全体の輸出額は69%減の18億6千万円でしたが、ホタテガイを含む甲殻類・軟体動物については前年比77%減の11億7千万円となっており、39億円も売り上げが減少する事態となっています。
本コラム執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。出典*1 JETRO「アジアにない強みを探る(メキシコ) 挑戦、新ホタテ回廊構築(2)」 *2 日本経済新聞「ホタテ輸出問題の深刻化は2024年 国内流通にも難題」*3 JETRO「中国、2023年の貿易は減少、ロシア・ASEANとの関係は強化」*4 日本経済新聞「中国、カナダ産菜種の輸入急減 米中対立の余波」*5 毎日新聞「中国に禁輸された台湾パイン 「日本向け」で起死回生」*6 NHK国際ニュースナビ「中国による台湾産農水産物の禁輸 なぜ?狙いは総統選?」*7 日本総研「中国の貿易依存度低下は何を意味するのか 市場規模と産業集積が高める優位性とその帰結」*8 NHK「日本企業に有望な進出先を調査 インド2年連続首位 中国は3位に」



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