【テクニカル】日足テクニカル・ドル円=155円後半の一目転換線を支持水準として意識

大陰線引け。157円半ばで頭打ちとなり、157円を割り込んだ。20日安値を下抜けると、156円前半まで下げ足を速めた。買い戻し幅も限られ、5手ぶりの陰線引け。
日足一目・転換線は155.70円台に位置しており、同線が支持水準として意識されそうだ。下抜けるようだと19日安値155.21円が次の下値めどと想定。下向きの調整が浅いようだと、157円台への回復は早いかもしれない。
レジスタンス2 158.87(1/10高値)
レジスタンス1 157.89(11/20高値)
前日終値 156.41
サポート1 155.76(日足一目均衡表・転換線)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日足テクニカル・ドル円=155円後半の一目転換線を支持水準として意識
テクニカル 日足テクニカル ドル円155円後半の一目転換線を支持水準として意識
ドル円は23日に200日移動平均線を上抜けて、上値抵抗線から下値支持線に代わったとも判断出来る。同移動平均線は急激な価格変動には反応が遅い特性があるため、相場の過熱感(買われ過ぎ・売られ過ぎ)を示すとされるオシレーター系のテクニカル指標も併せて判断したい。足元はドル高・円安が際立っているため、値動きの押しや戻りを黄金比とも呼ばれるフィボナッチ比率に求めるのも一案だろう。7月以降の下落幅(161円99銭-139円56銭)の61.8%戻し153円42銭を明確に超えれば、トレンドの基点となった7月高値161円99銭への全戻しを意識しようが、先ずは7月30日高値155円21銭を上抜けるか確認したい。
感謝祭の祝日を前に持ち高調整と思しき動きが強まり、ドル安円高が進行。リバランスに加え、11月はドル円が下落基調をたどるここ数年のアノマリーもドル高のモメンタムを止めたと判断される。テクニカルには200日移動平均線151.99円を下回り、ドル売りが加速したとみる市場参加者も少なくない。昨日安値150.44円は、9月16日安値139.56円から11月15日高値156.74円の上昇幅に対する38.2%戻し150.18円と概ね一致したが、ドル高の調整が終わったと判断するには早計か。日銀が12月に追加利上げを決定した場合、日米金利差縮小を意識した円買いも進みやすく、目先は上値の戻りが鈍くなりそうだ。



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