
NY時間の為替市場でドル円は、引き続き限られたレンジ内での取引になりそうだ。感謝祭は日本ではお盆のように多くの国民が帰省するなど、一年で一番人の移動が多いシーズンとなっている。感謝祭明け(ブラックフライデー)は、米債券・株式・商品市場は短縮取引のままで、為替市場も市場参加者が少なく、余程のことが起きない限りはレンジ取引になるだろう。
ただ、警戒しなくてはならないのは、観測報道などが出た場合に、流動性が悪いことで市場が過度に動くこと。昨年も日経新聞電子版の、植田和男日銀総裁のインタビュー記事が追加利上げを示唆する内容だったことが、ドル売り・円買いを進めた。12月の利上げ期待が徐々に高まっていることもあり、似たような記事が出た場合で市場がどれほど反応するかは分からないが、市場の急変には気を付けておきたい。なお、昨年も米連邦準備理事会(FRB)の12月利下げ期待が高まっていたように、2年連続して日銀利上げ・FRB利下げを期待して12月を迎えることになる。
なお、本日はカナダから7-9月期カナダ国内総生産(GDP)や11月消費者物価指数(CPI)など注目指標が発表される。流動性の悪い中、カナダドルの値動きが大きくなるリスクがありそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、26日高値の156.74円。その上は25日高値156.98円。
カナダドル円の上値めどは、20日高値112.29円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、26日安値155.65円。その下は19日安値155.21円。
カナダドル円の下値めどは、27日安値110.97円。その下は25日安値110.44円。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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