
日経平均株価は続伸。弱含む場面もあったが、方向感に乏しい一日となった。下値は堅く、終値ベースで25日移動平均線(50228円 11/28)を意識する展開となった。
RSI(9日)は前日41.7%→48.9%(11/28)へ上昇。目先的には上昇しやすいタイミングに入る。25日移動平均線や基準線(50436円 同)などの価格帯に上値を抑えられる格好となったが、5日移動平均線(49453円 同)の上昇を支えに11/20高値(50574円)を超え、目先波動の上げ転換を確認できるかが重要なポイントとなる。一方、下向きの10日移動平均線(49503円 同)を上回る動きとなっているが、同線は依然として下向きで推移しているため、目先は押し戻される動きも想定しておきたい。
上値メドは、11/20高値(50574円)、心理的節目の51000円、11/11高値(51513円)、心理的節目の52000円などが想定される。下値メドは、心理的節目の50000円、5日移動平均線、心理的節目の49000円、11/21安値(48490円)、11/19安値(48235円)、心理的節目の48000円や47000円、10/14安値(46544円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル面では 相場の過熱感への警戒が強まっている
テクニカル指標は、それぞれ「トレンド系」「オシレーター系」などに分類することができます。 前回学んだ移動平均線に代表されるような、「トレンド系指標」は、全体的な流れを読むことができる指標であるのに対し、今回のテーマである「オシレーター系指標」は、相場の過熱感(買われ過ぎ・売られ過ぎ)を見ることができる指標です。
2024年8月・2025年4月に日経平均が暴落した時、下方かい離率はマイナス18%台まで広がり、テクニカルに「売られ過ぎ」となりました。その後、日経平均は急反発しました。
(テクニカル分析) 今夏、日米株は「分断」
みなさん、こんにちは!シニアテクニカルアナリストの佐藤光です。テクニカル分析を始めて20年。私が20年かけて学んだ「テクニカル分析」のエッセンスを全12回にわたってお伝えします!
25日移動平均線のほかに、ゴールデンクロス(短期の移動平均線が長期の移動平均線を上に抜けて交差している状態)によって、買い場が到来している銘柄を抽出することも可能です。5日移動平均線、75日移動平均線と組み合わせた「5日・25日ゴールデンクロス」「25日・75日ゴールデンクロス」があります。また「DMI買いシグナル(株価トレンドの強さや大きさがわかる指標)」「RCI買いシグナル(投資家の心理を数値化した指標)」など、買いのタイミングにある銘柄が一目瞭然でわかるテクニカル指標もあります。
個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。
テクニカル指標第4回目の今日は、「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」に着目したテクニカル分析「オシレーター系指標」について学びましょう!
それでは本日の締めくくりに、本日解説した指標を確認しましょう! 大和証券のオンライントレードの「多機能チャート」には、テクニカル分析に強くなる機能がたくさん揃っています。
日経平均株価が31日、長期的な株価トレンドを示す200日移動平均線を30%上回った。買われ過ぎの目安となる20%を大きく上回り、2013年5月の33%以来の高水準だ。短期的なトレンドを示す25日移動平均線からの上方乖離(かいり)率も買われ過ぎの目安となる5%を大きく超える9%に達する。テクニカル面では、相場の過熱感への警戒が強まっている。
政治経済両面から、日本株に好材料が続きましたが、日経平均の上昇ピッチがやや速すぎることを受けて、日経平均にはテクニカルに過熱感が強まっています。


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