【見通し】ロンドン為替見通し=手掛かり材料乏しく方向感模索の展開になりやすいか

本日のロンドン為替市場では、目玉となりそうな手掛かり材料に乏しい中、実質連休明けとなるNY勢の参入を待つ展開となるかもしれない。
経済指標は、仏・独・ユーロ圏で11月製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されているが、本日は改定値。市場予想はいずれも速報値から変わらずとなっており、予想比で大きくかい離しないと相場に与える影響は限定的になる見通し。また、本日は主だったユーロ圏の要人発言も予定されておらず、材料難の色合いが濃い。
一方、米国は先月28日が感謝祭で休場、翌29日は株・債券・商品市場が短縮営業と盛り上がりに欠けていたが、週明けの本日より米国勢の本格参入が期待される。経済イベントが予想通りとなり手掛かり材料に欠ける展開となった場合、NY時間に11月ISM製造業景況指数の発表を控えていることもあり、NY勢の参入待ちのムードが広がって欧州時間はこう着した展開となることも考えらえる。
他方、トルコでは7-9月期四半期国内総生産(GDP)や11月製造業PMIが発表予定。GDPは前期からの伸び鈍化が見込まれている。また、PMIは昨年春以降、好不況の分岐点とされる50を下回り続けており、底打ち感を出せるかがポイントとなろう。市場の関心は3日に発表される11月消費者物価指数(CPI)に集まっているとはいえ、弱めの指標が相次ぐようならばトルコリラの重しになるかもしれない。
想定レンジ上限
・ユーロドル:日足・一目均衡表の雲の上限1.1667ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル:21日安値1.1491ドル
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=手掛かり材料乏しく方向感模索の展開になりやすいか


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