前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)

28日、米国が感謝祭翌日で短縮取引となる中、12月日銀会合の利上げ期待の円買いと12月FOMCでの利下げ期待の高まりのドル売りでドル円は155.986円まで下落した。
本日アジア時間、本邦2年国債利回りが2008年以来となる1%台まで上昇する中、植田日銀総裁が次回会合で「『利上げの是非』について適切に判断」と踏み込んだ発言をしたことで円買いが進行、ドル円は155.393円まで下落した。
取引金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。

市場シェア上位
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。

ポジション金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)

ポジション増減
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。

外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。
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FX個人投資家動向 植田総裁 タカ派発言で円買いx203cリラ円
ドル円薄商いで方向感を欠く 週明けの植田日銀総裁待ち、タカ派化を警戒 米感謝祭週末で取引が薄い中、値が飛びやすくドル円は値動きが荒い場面があった。仲値にかけ156.60円手前まで上昇したのち156.10円まで下落した。きょう米国市場は再開するものの、感謝祭翌日の金曜日(ブラックフライデー)のため株式と債券市場は短縮取引となる。目立った経済統計や要人発言も予定されていないため週末を前に小動きになる可能性がある。なお、あすからFRBブラックアウト期間に入る。来週は月曜日に植田日銀総裁の講演が予定されている。10時から金融経済懇談会に出席、14時から会見も予定されている。日銀が市場にショックを与えないようタカ派シグナルを発信しているとの報道を受け12月利上げ観測が高まっている。利上げに前向きな発言をした小枝委員と増委員が12月会合で高田委員と田村委員に続いて利上げを主張する可能性が高まってきている。最もハト派な野口委員は利上げに前向きな姿勢を示すも、拙速な引き上げは2%目標達成を遠ざけるリスクがあると述べた。野口委員もタカ派に転換するのではないかとの見方から発言前は円は上昇していたものの講演後は円売りに転じた。植田日銀総裁は今月「米関税政策巡る不確実性は低下しており、見通し実現の確度は少しずつ高まっている」との認識を示していたことから、来週の講演ではタカ派に転換するのではないかとの見方が広がっている。もし、今までとスタンスが変わらずハト派姿勢堅持なら円は急落する可能性も。


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