
日経平均株価は大幅反落。売り先行から下げ幅を縮小する場面もあったが、後場にかけては売り直される展開となった。10日移動平均線(47644円 10/17)や一目均衡表の転換線(47570円 同)付近まで押される陰線を形成して終えた。
RSI(9日)は前日73.0%→62.7%(10/17)に低下。10/9につけた史上最高値(48580円、終値ベース)を前に少し引き下がる格好となったが、基本的には大きな見方に変化はない。
一方、上昇が一服する転換線を下回る場合、25日移動平均線(46046円 同)まで下げ幅を拡大する可能性が高まる。
上値メドは、10/9高値(48597円)、心理的節目の49000円、昨年12/27高値から4/7安値までの大きな下落幅に対する倍返しの上げとなる50000円付近、51000円などが想定される。下値メドは、心理的節目の47000円、10/14安値(46544円)、25日移動平均線、10/3高値(45778円)、心理的節目の45000円、10/1安値(44357円)などがある。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は一風変わった日本発のテクニカル分析のひとつです
実際にお取引をする前に、テクニカルインジケーターを使ってみたい方は、IG証券のデモアカウントをご利用ください。IG証券でお取引をご希望される方はライブアカウントを開設してください。
移動平均線(MA)または単純移動平均線(SMA)は、多くのトレーダーに使われているテクニカルインジケーターです。MAは、ある一定期間の価格から平均値を算出して、チャート上に折れ線で表示されます。
株式投資を始めた方の中には、分析方法を調べたものの、意味がわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。分析する際によく用いられている手法のひとつが「テクニカル分析」です。テクニカル分析は、過去の株価チャート(株価を時系列ごとにまとめたグラフ)やローソク足(株価情報が1本にまとめられたもの)、取引量(ある期間にどれだけ株が売買されたのか示したもの)といった情報から、未来の値動きや相場の方向性(上昇や下落傾向といった株価の方向性)、現在の状況を分析できます。本記事では、テクニカル分析の意味と3原則、主な指標の種類や見方など、分析方法やポイントについて解説します。
テクニカル分析は、過去の値動きや株価チャートの形状、テクニカル指標(テクニカル分析で用いられる情報のひとつ)、取引量といった、さまざまな情報から未来の値動きを予測したり、株価の方向性を分析したりする方法です。分析については、各ネット証券から提供されている株式の売買や分析を行えるツール(トレードツール)や、各種株式投資関連のツールを活用できます。例えば、Yahoo!ファイナンスの場合、各銘柄を検索したのち「チャート」タブをクリックすると、テクニカル分析に必要な機能が表示されます。
一目均衡表は、1936年に細田悟一(ペンネーム:一目山人、いちもくさんじん)が考案したとされている日本を代表するチャート分析手法です。考案者である細田氏は、独自の研究所を設立し2000人の職員と7年の年月をかけて一目均衡表を完成させたと言われています。緻密なデータに裏付けられた一目均衡表は、本来は株価を基に考案された指標ですが、FXの為替レートなどほかの銘柄にも応用することが可能です。 一目均衡表と他のテクニカル分析との大きな違いは、多くのテクニカル分析が価格の変化や相場の流れを重視して時間を二次的なものとして扱っているのに対し、一目均衡表は時間を主体として値段を二次的なものとして扱っている点です。つまり「いくら」になるかを分析するより「いつ」を分析することに特化したテクニカル指標といえます。また、一目均衡表は、買い方と売り方の均衡が崩れた方向に、相場が動くとする考えに基づいています。買いと売りの均衡が崩れた際の大きな動きを一目で把握することを目的として作られたとされ、日本人のみならず海外の投資家にも人気があるテクニカル分析です。そのように多くの人に使用されていることもあり一目均衡表の各線それぞれがレジスタンス・サポートラインとして機能する働きがあります。 なお、現在は一目山人の遺族が経営する株式会社経済変動総研が一目均衡表の普及に努めており、一目均衡表の資料や原著の販売などを行っています。
一目均衡表は一風変わった日本発のテクニカル分析のひとつです。5つの線と「雲」をローソク足と組合せて分析します。他のテクニカル分析に比べ構成要素が多いため難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえればとてもシンプルなテクニカル分析手法です。世界中の多くの投資家から支持されている一目均衡表について、基礎知識から相場動向を予測するための活用方法まで詳しく説明します。
一目均衡表は、相場をサポートする水準や上昇を抑制する水準を分析するために使われるテクニカルインジケーターです。一目均衡表は転換線、基準線、2本の先行スパンそして遅行スパンで構成されています。また、2本の先行スパンの間を雲と言います。 基準線と転換線の関係や遅行線の水準で、トレンドを予測するトレーダーもいます。
ボリンジャーバンドは、ボラティリティの動向を分析するときに使用されるテクニカルインジケーターです。この指標はバンドの上限(アッパーバンド)、バンドの下限(ローワーバンド)、移動平均線で構成されています。バンドの幅はマーケットのボラティリティによって拡大したり縮小したりします。バンドの幅が縮小するほど、ボラティリティは低いと判断します。逆にバンドの幅が広ければ広いほど、ボラティリティは高いと判断します。
テクニカル分析で活用されるテクニカル指標は「トレンド系指標」と「オシレーター系指標」の2種類に分けられます。トレンド系指標とは相場の方向性や転換点を示す指標を指し、オシレーター系指標とは買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標です。続いては、トレンド系指標とオシレーター系指標の特徴をわかりやすく解説します。
平均方向性指数(ADX)は、価格の変動幅を指数化して、トレンドの方向性やその強さを分析するために使われるテクニカルインジケーターです。ADXは、0から100までのレンジで推移します。多くのトレーダーはパラメーターを14日間で設定します。ADXの値が25以上の場合は『強いトレンド』と判断します。逆にADXの値が25未満では『弱いトレンド』と判断します。このようにADXはトレンドの強弱を判断するためのテクニカルインジケーターであり、トレンドを予測する目的で使われることはありません。
テクニカル分析と同様に、よく活用される分析手法にファンダメンタルズ分析があります。ファンダメンタルズ分析は、企業の決算書から経営の安定性や成長力、収益性などを判断する分析方法です。主にどの銘柄で売買を行うか判断する際に、ファンダメンタルズ分析が用いられます。テクニカル分析とファンダメンタルズ分析は、分析方法だけでなく、分析に必要な情報・活用の目的も異なるのが大きな違いです。
みなさん、こんにちは!シニアテクニカルアナリストの佐藤光です。テクニカル分析を始めて20年。私が20年かけて学んだ「テクニカル分析」のエッセンスを全12回にわたってお伝えします!
いよいよ今回からテクニカル指標編がスタートします!第1回を飾るのは、「移動平均線」です。
テクニカル分析には「チャートは市場の動きをすべて織り込む」という原則があります。チャートが示すのは、株式市場の需要と供給(買いと売りの状況)だけではありません。企業の業績や成長力(ファンダメンタルズ)といった、さまざまな情報が織り込まれた結果を表しています。そのため、株価の予測や相場分析に必要な情報を得る上で、チャートの分析は欠かせません。
テクニカル分析では、出来高の増減や株価との関係性について調べることも大切です。出来高は株の売買数を表し、銘柄の人気などを分析する際に活用されています。それでは、テクニカル分析において重要な出来高の意味や株価との関係性、出来高移動平均線の特徴を確認していきましょう。


コメント