[全般]高市首相誕生で円再び全面安

高市新首相が誕生したことで高市トレードが再開し円は全面安。
自民と維新との連立政権が樹立したことで高市総裁は過半数の指名を受け首相に就任。高市内閣が発足。首相就任は既に織り込まれていたものの実際に新内閣が発足したことで改めて財政出動拡大による財政悪化懸念や利上げが見送られるとの見方から円売りで反応。
ドル円は152円前半まで上昇。ただ、高市総裁が誕生したときに付けた高値153円前半には届かなかった。
高市首相は就任記者会見で「金融政策の手法は日銀に委ねられる。コミュニケーションは良くしていきたい」「政府日銀アコードは今の段階で見直す考えはない」と発言で一旦下押しも見られたが底堅く推移。ドルもこの日は全般に買われたこともドル円の買いを促した。
高市トレードによる円売りはこれで2回目となり円売りは一先ず一巡したとみられるが暫く円売りの余韻は残る。
ただ、今後少数与党の中で実際に財政出動がどこまで実施できるのか。また、片山財務相のこれまでの円高発言も指摘される。
来週の日米金融政策を控え円買戻しの動きには注意したい。

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