【見通し】ロンドン為替見通し=欧州PMIを確認し米CPI待ちになるか

本日の欧州時間でユーロドルは、欧州各国の各購買担当者景気指数(PMI)速報値を確認し、NY序盤に発表される9月の米消費者物価指数(CPI)の結果を待つ展開になりそうだ。
10月の仏・独・ユーロ圏の製造業PMIは揃って8月から横ばいになるとの予想になっている。この中で注目されるのは欧州で最大の経済圏となるドイツの製造業PMIになる。8月は49.8まで上昇し、景況の強弱を判断する節目50に迫る場面があった。10月は49.5予想となっている。予想を上振れ、2022年6月以来となる50を超えてくると、ユーロドルの支えになるだろう。
もっとも、その後に市場の注目度が高い米国の9月CPIが発表されることで、市場の反応が一時的になる可能性がある。いまだに米国の政府機関閉鎖が継続しているが、今回は労働省が社会保障の算出のために特例的にCPIを発表する。閉鎖期間中なこともあり、データが通常のように集まらない可能性も指摘されているが、久々の公的な指標であることで市場が大きく反応することが予想される。
なお、本日はナーゲル独連銀総裁とビルロワドガロー仏中銀総裁の講演が予定されているが、欧州中央銀行(ECB)は政策金利が発表される7日前からクワイエット期間(ブラックアウト期間)となることで、金融政策についての言及は避けられる見通し。
・想定レンジ上限
ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.1681ドル。
・想定レンジ下限
ユーロドル:14日安値1.1543ドル。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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