
日経平均株価は大幅反発。寄り付きから上値を伸ばす展開となり、5日移動平均線(49150円 10/24)上を回復する陽線を形成して終えた。
RSI(9日)は前日50.4%→59.4%(10/24)に上昇。週明けのRSIは上昇しやすいタイミングとなる。5日移動平均線の上昇の傾きが緩やかになる可能性は高いが、早々に同線上で陽線を続けることができるかが焦点となる。基本的な見方に大きな変化はなく、上目線のトレンドフォロー継続となる。
上値メドは、10/21高値(49945円)、昨年12/27高値から4/7安値までの大きな下落幅に対する倍返しの上げとなる50000円付近、10/9高値から10/14安値までの下げの倍返しとなる50650円、51000円、52000円などが想定される。下値メドは、心理的節目の49000円、10日移動平均線(48421円 同)、心理的節目の48000円、10/17安値(47494円)、心理的節目の47000円、10/14安値(46544円)、心理的節目の46000円などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル的には 強弱が拮抗する状況だ
テクニカル的には前週指摘したように、三役好転が消滅したままであるほか、10月31日の151.72円と11月13日の151.91円でダブルトップを形成したようにみえる。11月21日に147.15円から切り返したが、結局前週は50日移動平均線、一目均衡表の転換線、また11月13日の高値と11月21日の安値の半値押しなどが並ぶ149円半ばを下回って週を終え、地合いの弱さを保つ。一方で、11月21日のローソク足が下ヒゲを大きく伸ばした翌22日、大陽線を形成。一目均衡表の雲の上限を再び抜けて引けを迎えるなど、強いサインも点灯。テクニカル的には、強弱が拮抗する状況だ。
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1949年、長崎市生まれ。長崎大学経済学部卒業、九州大学大学院経済学博士課程修了。流通関連会社勤務後、独立。テクニカル分析手法「柴田罫線」の第一人者。『月刊宝島』の推奨銘柄的中率ランキング上位の常連。現在は(株)オルタナレッジで柴田罫線のアドバイザーとして活躍中。
(テクニカル分析) 今夏、日米株は「分断」


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