
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<本日の相場動向>
・ドル円は一時153円を割り込むも、その後切り返して高値更新
・日経平均株価が2400円超の大幅下落で円買いが強まる
・午後に下げ幅縮小に伴い、ドル円も買い戻しが入る
・16時頃に一時的に円買いが強まるも、再び円売り方向へ
<要人発言>
・三村財務官:「金融政策そのものは日銀の手に委ねられていることに皆が同意している」
・直接的な金融政策言及や為替介入発言ではなかったため、影響限定的
<テクニカル分析>
・153円割れ:フィボナッチ・リトレースメントの半値水準
・153.70-75円:この水準を突破すれば154円台への持ち直しの可能性
・153.40円付近:買い指値が溜まっており、下値サポートとして機能
<本日の注目イベント>
・22時15分:米10月ADP雇用統計
・24時00分:米10月ISM非製造業景況指数
<米中関係改善期待>
・米国側:フェンタニル関連関税10%半減、上乗せ関税34%を10%引き下げ(休戦措置を1年間延長)
・中国側:24%追加関税は1年間停止(10%追加関税は維持)
<米政府機関の一部閉鎖>
・36日目突入で過去最長
・長期化すればGDPへの影響懸念
・閉鎖解除となれば安心感からドル買い戻しの可能性
<結論>
ドル円相場は153円台で押し目買いが入り、短期的には買い目線が優勢。今後の焦点は153.70-75円を突破して154円台を回復できるか、それとも再び153円割れを試すかという点。本日のADP雇用統計とISM非製造業景況指数の結果が方向性を決める重要な材料となる。また、米中関税問題の改善期待や米政府機関閉鎖の動向も引き続き注視が必要。
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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<結論> ドル円は148円台上昇
<結論> ドル円は148円台上昇。ただし、148.70円を明確に突破するには材料が必要と見る。今夜の米8月ISM製造業指数の改善があれば一段のドル高進行して発射地点次第では突破する可能性もありそうだ。
<結論> 現在のドル円相場は148円が重要な分岐点となっており、クック理事の解任騒動がドル安要因として作用する可能性がある。テクニカル的には148円突破の可否が方向性を決める鍵となるが、政治的要因による下押し圧力も警戒が必要な状況。
<結論> 今夜23時発表の雇用統計年次改定が最重要イベント。結果次第でアメリカの利下げ観測が変化し、それがドル円相場の方向性を決める可能性ある。146円台でサポートされやすいものの、基本的な方向性は下向きで、上値は重い状況が続くことが考えられる。
<結論> ドル円は149円台に上昇し、テクニカル的に上昇の向きが強まっている。日本の政局不安などから円売り地合いとなっており、200日線突破できるか注目が集まる。その場合は150円を視野に入れた展開となりそうだ。
<結論> ドル円相場は146円台~148円後半のレンジで推移中。石破首相辞任による円売りとアメリカ利下げ観測によるドル売りが交錯し、明確な方向感が出にくい状況。




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