今日のFX予想:ADPが予想上回る ドル円155円が見えた? 2025/11/6 #外為ドキッ

今日のFX予想:ADPが予想上回る ドル円155円が見えた? 2025/11/6 #外為ドキッ

「ドル/円」を中心に前日の振り返りと当日の見通しをギュッとまとめて動画配信しました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka

最新のマーケット情報まとめ

<ドル円相場に影響を与えた材料>
日経平均株価の大幅下落
ADP全国雇用者数とISM非製造業景況指数は予想を上回る

<ドル円は…>
一時152.96円前後まで下落、その後154.35円前後まで反発

<今日の注目材料>

米10月チャレンジャー人員削減数

<英文要約>

The USD/JPY pair briefly fell into the 152 yen range as the Nikkei Stock Average plunged sharply. However, as the Nikkei trimmed its losses, the pair rebounded. Stronger-than-expected U.S. data — including the October ADP employment report and ISM services index — pushed the dollar higher to the 154 yen level. Today, the USD/JPY is expected to stay firm, supported by a rebound in Japanese equities. With the release of U.S. nonfarm payrolls postponed, attention will turn to the Challenger job cuts report as an alternative labor market indicator. Traders are also watching price action around the 154.50 level, where selling orders have started to accumulate since October 30.

『最新のドル/円相場を解説』

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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今日のFX予想ADPが予想上回る ドル円155円が見えた 2025

10月31日のニューヨーク株式市場では、アマゾン株が前日比9.6%高と大幅上昇し、市場全体を牽引しました。30日の取引終了後に発表された2025年7-9月期決算が、市場予想を大きく上回る内容だったことが要因です。

決算発表前の通常取引では222.86ドルで終えていましたが、発表後の時間外取引では一時247.83ドルまで上昇し、10%以上の急騰となりました。

特に有名なアノマリーとして、「ゴトー日(5・10日)アノマリー」があります。これは、金融機関が顧客に適用するその日のレートを決める日本時間の午前10時ごろの「仲値」に向けて、特にグローバル企業の決済が集中しやすい5や10のつく日は米ドルが買われて円安になりやすい傾向にあるというもので、この動きを利用した「仲値トレード」と呼ばれる取引手法は一部のFXトレーダーから注目されています。

このような環境では、各国の金融政策の「相対的な違い」が為替相場を動かす重要な要因となります。ドル円が154円台まで上昇したのも、まさにこの「日米金融政策の温度差」が意識されたためです。

ロイター通信の市場分析によりますと、来週(11月第1週)のドル円相場は155円突破を試す展開となる見通しです。予想レンジは153-156円とされており、円安トレンドが継続する可能性が高まっています。

米国のベネズエラへの軍事攻撃検討報道を受けて供給不安が意識され、WTI原油先物が3日続伸して1バレル60.98ドルとなりました。

昨日の市場を振り返りますと、日銀の政策据え置き決定が市場に与えた影響の大きさを改めて実感いたしました。ドル円が154円台まで円安が進んだことで、輸出関連企業の株価は上昇しましたが、一方で輸入コストの増加による家計への影響も懸念されます。

市場では、FRBの利下げペース鈍化観測と日銀の利上げ先送り姿勢が同時に意識され、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが優勢となりました。外為どっとコム総合研究所の分析によれば、テクニカル面でもフィボナッチエクスパンションによる上値目標が156円、さらには160円付近に設定されているとのことです。

これを見ると、30日は陽線の出現確率が豪ドル/米ドルで90%、豪ドル/カナダドルで86%、豪ドル/円で81%と高く、「豪ドル高」のアノマリーがあります。また、アノマリーではありませんが、豪ドルが決済通貨(分母側)のユーロ/豪ドル、英ポンド/豪ドルの陽線の出現確率が30%台と低く、全体的にも豪ドル高の傾向が確認できます。

ECBは2024年6月に利下げを開始し、その後9月まで7会合連続で利下げを実施してきました。しかし、ユーロ圏のインフレ率がECBの目標とする2%近辺で推移するようになったため、7月以降は3会合連続で金利を据え置いています。

なお、今年2025年の10月は、石破総理の辞任に伴う自民党総裁選が実施されますが、総裁選前後には新政権への期待から、株高・円安になりやすいというジンクスがあるようです。

下の表は、過去20年間の週足を調べ、それぞれの日が含まれる週足の「陽線の出現確率」を日別に集計した週足の統計データの中から、今年は第5週にあたる10月27~31日の期間を抽出したものです。「週間平均」は2025年のカレンダーをもとにした、その週の月曜日から金曜日の平均値です。

ECBの金利据え置きを受けて、ユーロドルは1.15ドル台前半まで下落しました。これまで強いサポートラインとなっていた1.15ドル台半ばの水準をブレイクしており、下向きの流れが強まっています。

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