
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年11月7日 19時00分
【11/10(月)】:中川日銀審議委員、発言 ノルウェーCPIほか 2025年11月10日分 #外為ドキッ
・12:40 日本 中川日銀審議員、発言
【前回】– 【市場予想】–
ポイント:
8月28日の講演では、「いまだ不確定な要素が多く残る状況が続いている」とし、利上げ判断に慎重な姿勢を維持しつつ、短観などのデータを重視して「都度、柔軟に対応」する方針を示しました。新たなデータが蓄積される中で、中道寄りでややハト派と見られる中川委員から、12月の利上げ機運を高める発言が出るかどうかが注目されます。
FX視点:
– 12月利上げに対して前向きなトーンが聞かれれば、12月利上げ期待が高まり、円高が進む可能性がります。ちなみに、7日時点のオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場での12月利上げ織り込みは五分五分の状況です。
– 米国の関税策の影響が後ずれする中で、慎重な姿勢を崩さず、従来通りの発言が続けば、日銀の利上げ期待後退から円の上値が重くなる可能性はあります。
・16:00 ノルウェー 10月CPI(前年比)
【前回】3.6% 【市場予想】–
ポイント:
11月6日、ノルゲスバンク(ノルウェー中銀)は、6月と9月に0.25%ずつ利下げを実施し、様子見の姿勢を強めています。中銀は「向こう1年の間に追加利下げを実施する方針」を示しているものの、バーチェ総裁は「インフレ抑制は十分でない」との見解を示しており、「短期的には据え置き、長期的には段階的な利下げ」のスタンスを維持しています。インフレが上昇傾向にある中で、10月もインフレ加速が確認されれば、中銀のスタンスが変化する可能性もあり、結果が注目されます。
FX視点:
– インフレ加速が確認できれば、さらに利下げペースが鈍化すると見られ、ノルウェークローネを押し上げる可能性があります。
– インフレが落ち着けば、利下げ期待からノルウェークローネの上値を抑制する可能性があります。ただし、インフレが高値圏で推移していることに変わりはなく、ノルウェークローネの下落幅も限定される可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
※灰色は米政府機関閉鎖による影響から、発表されない可能性があります
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