【見通し】ロンドン為替見通し=英経済指標発表、英利下げへの影響を注視

ロンドンタイムは、序盤に複数の英経済指標発表が控えている。英利下げの行方が注視されるなか、7-9月期英四半期国内総生産(GDP、速報値)の強弱が注目となる。事前予想では前期比+0.2%と、前期の+0.3%から小幅に減速するとの見方。前年比では+1.4%と変わらずの伸びが見込まれているが、まずは予想比での強弱に反応することになるか。
景況の先行指標となる生産関連指数も複数発表となる。9月鉱工業生産は前月比-0.2%(前月+0.4%)、前年比-1.3%(同-0.7%)と、弱い結果が予想されている。
また、19時に9月ユーロ圏鉱工業生産が発表されるが、こちらは前月比+0.7%(前月-1.2%)、前年比+2.0%(同+1.1%)と、持ち直しが想定されているものの、ユーロ圏域内の総合指標に為替は総じて反応しにくい面がある。
想定レンジ上限
・ポンドドル:1.3209ドル前後で上昇を抑えそうな4週移動平均線付近。
・ユーロドル:週足一目均衡表・転換線1.1694ドル。
想定レンジ下限
・ポンドドル:4・5日安値1.3010ドル
・ユーロドル:5日安値1.1469ドル。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=英経済指標発表、英利下げへの影響を注視
見通し ロンドン為替見通し英経済指標発表 英利下げへの影響を注視
【ロンドン=大西康平】英イングランド銀行(BOE)は6日、政策金利の中銀預金金利(バンクレート)を0.25%引き下げて4.5%にすると発表した。利下げは2024年11月以来、2会合ぶり。インフレが鈍化傾向にあり、金融引き締めの度合いを緩めるのが適切と判断した。
ロンドン証券取引所を運営する英LSEGによると、18日時点の市場予想では25年6月末までの利下げ回数は1回にとどまるのがメインシナリオだった。


コメント