京都市民がバス乗れない 議論急ぐ
京都市在住、市バス前方の1、2段上がった殿様シート(出口側)が好きな、30代です。
特に問題なのは朝、京都駅に向かうバス。ラッシュアワーの時間帯がチェックアウトの時間と重なり、一部の系統では大きなスーツケースを持って乗り込んでくるため、市民からは「乗れない」と苦情も多く寄せられるという。「市民のあいだでも清水や嵐山方面は混むのは当たり前という認識はあるが、いわゆる生活路線でも一部の時間帯で混雑が悪化した」(澤氏)。その原因のひとつは民泊だ。居住地域にある民泊へアクセスするためには、市民の足である生活路線を利用することになってしまう。
すみません、京都市としてすごく宿泊とか観光の高付加価値化とか、高級路線みたいなのをずっと追求してこられた結果としての宿泊税の値上げということなのかなと思っているのです。
分かりました。最後に、関わる部分かもしれないですけれども、市民憲章にも、京都市民は旅行者を温かく迎えましょうみたいな項目がありますけれども、やはり今回の改正によって、観光客の不満がたまらないようにするには、やはりその使途、どのように使われているかというのを納得というのでしょうかね、観光客にも納得いただくような努力が必要かと思うのですけれども、そのあたりをどういう形で図っていかれるのでしょうか。
ただ従来だったら、5万円とか10万円というのは本当に僅かのパーセンテージだったと思いますが、恐らく今はもうちょっとそれに比べれば比率は上がってきていると思います、従来に比べれば。それは恐らく平成30年の頃に1部屋100万円なんていうものは、恐らく京都にまだなかったのではないでしょうかね。今そういうものが複数、私が知る限りでもある、それはシーズンによっても違うし、いわゆるホテル、旅館というのは定価というのがあるのかないのかよく分からない状況ですが、どのシーズンのどういう金額によってということは違うかもしれませんが、なので本当にマージナルな部分かどうかと言われれば、10万円以上というのはマージナルとは言えないものにはなっているとは思いますね。ですからそういう趨勢の違い、それからさっきの御質問にもよりますけれど、例えば二条城をより市として投資をして、より多くの皆さんに楽しんでいただくというときに、では御負担というのが高ければ、本当にそれは忌避されるのか、それともある一定の層であれば、それは少なくともそういう方々にももちろん説明していかなければいけない、こういうことに皆さん方の、特に応能的にその余力がある方々に対しては、こういうことでの御貢献をお願いしたいと思って我々はそういう価格帯、税額帯を設置しているんだということをしっかり理解していただいて、そのまちに対して、ある種の貢献としてお支払いいただくというものが今回の宿泊税で、それを我々としては税の公平性という意味においては、ぎりぎりの線で、ちょっとこれから総務省とは、議会でしっかりと市会で御議論いただいた上で総務省にきちんと協議しなければいけませんが、それの許容されるぎりぎりのところを我々としては、その制度的にも理解をされて、国際的にも理解していただいて、高額のお部屋にお泊まりになる方々に対しても、これは皆様方のある種の貢献としてぜひ御協力、これぐらいのお部屋にお泊まりになる方には御協力いただきたいということであるという趣旨ということを説明しなければいけないと思います。ちなみにヨーロッパなんかでも、この星の数によって金額で大きく差をつける。さっきの御質問の答えにもなるのですけど、ヨーロッパでも星の数によって負担金額を変えるというところはあるわけであって、それは一定の率という考え方もあるけれど一定の金額で、ヨーロッパの場合はパリとかローマとかフィレンツェの場合は、大体ホテルの星の数ですね。それで、これも何ユーロという基準が決まっているというふうに伺っておりまして、その考え方はあり得るのではないかなと思っています。
これだけ見たら、京都市もしっかり対策を講じているのでは?と勘違いしそうです。
京都市の市バスは大きく分けると、循環系統、「Raku Bus」と呼ばれるバスが走る観光系統、郊外から市内への系統の3つ。観光系統は、たとえば、京都駅から清水、祇園、岡崎公園、銀閣寺のルートや京都駅から四条堀川、二条城、北野白梅町、金閣寺道のルートなどだ。
見直し案でございます。課税対象のある宿泊客の多くはこれまでの大体2倍、それぞれのレンジにおいて若干の幅が当然ありますけれど、御負担いただくという案になっておりまして、新たに2つの、ここ見ていただいたら分かりますように、現行に比べて、新たな2つの枠といいましょうか。ゾーンを新設させていただいております。6,000円未満というゾーンと10万円以上という区分でありまして、この6,000円未満の低額、低い額の部分について言うと、ここの部分の、従来で言うと200円区分というのは、据置きになっている部分と増額になっている部分がありまして、そういう意味では、一定の低額の利用者の場合はむしろ負担軽減という御意見、御要望もいただいておりました。審議会でも御議論いただきました上で、この200円区分のところも含めて見直しするということの趣旨は踏まえつつ、しかし、低額の、例えば、バックパック背負って、ドミトリーのようなところで御宿泊されてる方々には、できるだけ負担を増やさないという形で、最低額のゾーンを2つに分けさせていただいたというのが1つの特徴だと思います。
京都市バスが観光に便利すぎる理由は、このとおりです。
歩かせるまち京都が誕生した理由のひとつは、交通渋滞の悪化と常態化です。交通渋滞が悪化しただけではなく、常態化した理由は、いくつか考えられます。
それからもう一つは、いわゆるラグジュアリーホテル、これは京都に、この平成30年にこの制度を導入してからも随分増えたと思うんです。1泊の宿泊額が、それこそ100万円というお部屋も出てきているという、それは一部の例外かもしれませんが、この10万円以上の宿泊というのは、非常に多くなっておりまして、そういういわゆるラグジュアリーホテルなどに宿泊される方は、その負担能力に応じた御負担をいただくために、最高税額を1万円とさせていただきました。これによって想定の税収額は約126億円を見込んでおります。
このほか、混雑解消の秘策として、特定の季節の特定の路線で無料の地下鉄振替券の提供も実施している。東山方面でやり始めたのが最初だ。自動車部担当係長の澤進一郎氏によると、ピークシーズンには、銀閣寺方面から京都駅に戻る午後3時以降のバスが非常に混み合う。道路も渋滞し、京都三条から京都駅まで1時間もかかってしまうこともあるという。
いやいや、それは必ずしも、特にそこの点について言うと私は門川市長の考え方とちょっとニュアンスは違うかもしれません。私は、ラグジュアリーホテルをどんどんこれからも造れというふうに思っていません。もちろん非常に富裕層の方々、ラグジュアリーな旅をしたいという方々にも訴求できるような京都の美しさをたたえなければいけない。たたえるようなまち、美しさをたたえるようなまちであってほしいと思っていますし、そのための投資をしなければいけませんけれど、京都の観光客でむしろ富裕層の方々を優先的に京都のまちが招きたいと思っているかというと、私はそういうふうには思っていません。幅広い方々に京都をお楽しみいただきたい。だから逆に、先ほど垂直的公平性という言葉を使われましたけど、むしろそれだけ富裕の方々を招きたいなら、富裕層に対してその高率の、あるいは高額の宿泊税を課さないでしょう。もし私が富裕層をターゲットにして、そこを狙うとするのだったら、むしろ合理的に言えば、富裕層の税率を低くするというのが合理的な政策であって、私はそういうことではなくて、ただ、本当に富裕層でラグジュアリーなホテルに泊まられる方は、それだけの応分の負担をしていただけるでしょうという、それだけの能力があるし、その意識に訴えていきたい。だけど全体として富裕層を誘致したいという気持ちではなくて、幅広い方々に、バックパッカーの人たちも京都に来続けてほしいと思うし、それは富裕層を誘致したいということでは必ずしもありません。企業なんかは非常に伸びていく、成長力のある企業、場合によっては富裕層をターゲットにしているような企業なんかも大歓迎です。それは働きの場所として、あるいは納税主体として、そういう企業は大歓迎、市民生活が豊かになりますから。観光客を富裕層にターゲットを絞っているというわけでは必ずしもありません。むしろ幅広い方々に来ていただきたいし、逆に言うと、富裕層の方々は、富裕層にふさわしい観光をしていただくことによって、京都全体の価値の再発見といいましょうかね、もっと美しいものをより美しくしていくという、それを愛でていただいて、それに対して投資していただくという意味では、歓迎はしておりますが、その層だけをターゲットにしているわけでは全くありません。
9ページ目でございます。ただいま申し上げた施策を推進していく上で、観光客の方にも御負担をお願いしたい財政需要の規模は、約130億円程度と見積もっております。先ほど、都市基盤の話をしましたが、特にそこで皆さん、いろいろ御関心あろうと思いますが、お願いしたいのは、応益負担の観点から、都市基盤整備の事業について、それを全部この宿泊税でということではなくて、観光客の皆さんも一定程度京都のまちは、人口規模としてその1割ぐらいは、観光客の方々がずっと滞在されていて、その方々の安全安心も守っていく、その受益に負担、応じた割合部分について宿泊税を活用させていただきたいということでございます。この需要額を宿泊税で確保し、それぞれの負担能力に応じて、できるだけ公平に負担いただくということで、税額の見直し案を、検討した結果が次のページでございます。
現在、混雑が最も深刻な観光系統は京都駅から銀閣寺ルート。最も混んでいるときで1両あたりの乗降客数は平均146人。定員は70人だが、60人も乗れば満杯状態というから、いかに混雑しているかが伺える。一番混雑する時期は3月、ゴールデンウィーク、11月。しかし、最近は混雑が平準化してきたという。京都市では、毎年紅葉シーズンに東山や嵐山で一般車両の交通規制を実施しているが、地元からは「年中混んでいる。通年でやってほしい」という声も聞こえるという。


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