【見通し】ロンドン為替見通し=デギンドスECB副総裁やマンMPC委員の講演に要注目か

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【見通し】ロンドン為替見通し=デギンドスECB副総裁やマンMPC委員の講演に要注目か

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁の講演で12月18日の欧州中央銀行(ECB)理事会での金融政策を見極めていく展開となる。

 ポンドドルはマン英中銀金融政策委員会(MPC)委員の講演で、12月18日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での金融政策を見極めていく展開となる。

 デギンドスECB副総裁は、このところ、「現在の金利水準に満足しており、インフレ率が目標の2%を下回っても一時的だと考えられる」との見解を繰り返しており、本日も同様の発言が予想される。

 ユーロの上値を抑える要因としては、フランス議会で審議中の2026年予算案の年内成立が不透明なままであることがあげられ、今後も関連ヘッドラインには警戒しておきたい。

 マンMPC委員は、先日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)で政策金利4.00%での据え置きを主張していたが、英国の低調な雇用関連指標や国内総生産(GDP)を受けての見解に注目しておきたい。

 英国では、来週26日に予算案が発表されるが、当初は増税への警戒感が高まっていたことで、ポンドドルは1.3100ドルを割り込む局面があったものの、先週、リーブス英財務相が所得税率の引き上げを示さない方針を明らかにしたとの報道で、1.3100ドル台を回復している。

 リーブス英財務相は11月4日に「私たち一人一人がそれぞれの役割を果たさなければならない」と述べて、労働党の2024年の選挙公約に反する所得税増税に道筋をつける方針を示唆していた。しかし、13日にはフィナンシャル・タイムズが「リーブス氏が所得税増税計画を断念した」と報じ、政府筋も報道内容が正しいことを認めた。

 リーブス英財務相は予算案を巡る二転三転の発言で信頼感を失いつつあり、財源への警戒感が払拭されていないことや、予算案が発表された後に、与党内でのスターマー英首相下しへの警戒感が高まっていたことで、予断を許さない状況が続くことになる。

想定レンジ上限

・ユーロドル:1.1724ドル(日足一目均衡表・雲の上限)

・ユーロ円:180.51円(ピポット・レジスタンス2)

・ポンドドル:1.3241ドル(日足一目均衡表・基準線)

・ポンド円:205.32円(10/8高値)

想定レンジ下限

・ユーロドル:1.1530ドル(11/7安値)

・ユーロ円:178.13円(日足一目均衡表・転換線)

・ポンドドル:1.3085ドル(11/12安値)

・ポンド円:202.19円(日足一目均衡表・転換線)

(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=デギンドスECB副総裁やマンMPC委員の講演に要注目か

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