クマ対策にふるさと納税 自治体増
2023年、富山県では例年の6倍を超えるクマの目撃情報があり、立山町においても河川敷を下ってきたと思われるクマが町中心部の民家に侵入するなど、その脅威に町民は不安な日々を過ごしています。
日本の伝統文化を振興する「Action!伝統文化」のサイトです。企業や自治体などと連携し、工芸や芸能を盛り上げる事業を進めます。
3月3日をもって、プロジェクトの寄付受付を終了しました。 みなさまのご支援のおかげで、無事目標寄付金額を達成することができました。あたたかいメッセージと共に、応援いただき本当にありがとうございました。いただいた寄付金は、“クマに怯えなくてよい地域づくり”活動に、大切に活用いたします。引き続き、富山県立山町を気にかけ、見守っていただけますと幸いです。 この度は、誠にありがとうございました。
ふるさと納税は、自分が住む自治体に納める住民税などの一部を、他の自治体に寄付できる制度。人口が集中する都市部から地方に税収を移転させ、格差是正を図るのが目的だが、都市部の自治体にとっては税収減につながる。
クマの出没に対する安全対策はどのようにすべきだと思いますか?
超高齢化、人口減少の影響を大きく受けている中山間地域で、人里と山(野生動物)の境界があいまいになったことが、クマが行動範囲を広げている要因と考えられます。野生動物とのバランスをとるとともに、美しい景観の保全のためにも寄付金を活用させていただきます。
東日本を中心に拡大するクマ被害。各地域で過去最多の目撃情報が寄せられ、人的被害に及ぶケースも相次ぐ中、早急な対策が求められる。クマ対策費用を捻出しようと、ふるさと納税を活用する自治体が出てきた。
過去には人身被害も発生し、市街地までに行動範囲を広げたクマに対し、登下校中の子供たちや保護者、高齢者のみの世帯の方など、多くの住民が脅威を感じています。
立山町では、民家にある柿の木の伐採支援を独自に行っています。これは高齢のひとり暮らしが増え、適切な収穫などの管理がご自身でできなくなった柿の木にクマが寄ってくるのを防ぐためです。 超高齢化や人口減少と、クマを含む野生動物の人里への出没増加は表裏一体だと考えています。 このGCFプロジェクトを通じて、今迫っている危機への対処と、豊かに培われた里山の文化・景観を守っていく意義を発信し、中山間地域の活性化を進めていきたいと思います。
都によると、今年度の都内自治体の住民税の減収額は2161億円で、2008年の制度開始以降の累計は1兆1593億円に達している。地方交付税の交付団体は、国が流出額の75%を穴埋めする仕組みがあるが、都や23区は不交付団体のため適用されず、特別区長会などは制度の廃止を含めた抜本的な見直しを国に要望している。
流出に歯止めをかけようと、ふるさと納税制度に参入する都内自治体は増えている。だが、特に都心部は地方に比べて地場産品が少ないことから、多くの自治体が「体験」を売りにしている。


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