[全般]急激な円安、介入試す動き

先週のドル円は157円98銭と今年最高値となる158円88銭に迫る急激な円安が進んだ。それに対し片山財務相は「一方的で急激な動きを憂慮」「介入も当然考えられる」と発言。
一方、ドルも上昇。米政府機関閉鎖が解除されたものの11月分のCPIや雇用統計発表はFOMC会合が開かれる12月9－10日以降に発表されるとの報道で利下げが見送られるとの見方からドルは上昇。日銀の利上げもずれ込むとの見方から日米金利差の早急な縮小は期待できないことから今週もドル高円安の流れは継続するとみている。
ただ、高市新総裁誕生からひと月半でドル円は10円余り上昇するなど急激で一方的な円安が進んだことで、実弾介入への警戒感が高まる。
市場は実際に介入が入るのかを試しに行くとみるが、ちょっとした発言やお化け介入などで一気に円買い戻しが強まりかねない神経質な展開が予想される。
また、ドルに対しては12月利下げ確率が低下した分だけ、今後の民間データなどから再び雇用への警戒感の高まりなどドル下落余地が大きくなった。
また、週半ばからNY市場が感謝祭で休場となるのでその前のポジション調整には注意したい。
調整リスクへの不安を抱えながらもドル高円安の流れは継続。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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