【見通し】ロンドン為替見通し=ポンド、英秋季予算案に注目集まる

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【見通し】ロンドン為替見通し=ポンド、英秋季予算案に注目集まる

本日のロンドン為替市場で市場の目が集まるのが、リーブス英財務相による秋季予算案の発表。ただ、予定時間は日本時間21時30分(ロンドン12時30分)頃、スターマー首相への質疑が終わった後となる。それまでは、欧州株式市場などでリスクセンチメントの強弱を図りながらの取引となりそうだ。

 リーブス財務相は本日の議会で、「経済状況、国家財政、政府の経済目標に対する進捗状況」について国民に最新情報を提供する。アルコールやタバコの税率変更など一部の措置は、予算発表日または直後に発効される可能性が高い。予算声明で明らかにされた税制措置に関する議論は、12月2日まで行われる。

 通常であれば、秋季予算案は10月後半に発表される。今回11月後半まで先延ばしされた理由は、経済状況の不透明さと政策調整に時間を要したため。財政赤字などへの対応策を巡り英政府は税制・歳出案を複数検討し、修正を重ねたために通常より時間がかかった。もっとも、予算案の発表延期は市場に不安感をもたらし、政策の不確実性に対する警戒感が高まっている。

 ポイントは、リーブス財務相が英財政への信頼を取り戻すことができるか。与党労働党の公約通りに「所得税の引き上げはしない」ようだが、控除枠の凍結が延長されれば、実質的に課税対象者が増える。また、マンション税(高額不動産課税)や電気自動車への走行課金制度などにも、市場や国民は注目している。

 ほか、個人投資家の税制優遇制度であるISA(個人貯蓄口座)の見直し、投資上限や非課税枠の調整が検討中とも報じられた。いずれにせよ、赤字財政を埋め合わせるために提示される「寄せ集めの増税」を、市場がどのように判断するかを見極めたい。ポンドは、英長期債の動きを注視しながらの取引となる。

想定レンジ上限

・ポンドドル、200日移動平均線1.3307ドル

・ユーロドル、13日高値1.1656ドル

想定レンジ下限

・ポンドドル、20日安値1.3038ドル

・ユーロドル、21日安値1.1491ドル

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=ポンド、英秋季予算案に注目集まる

見通し ロンドン為替見通しポンド 英秋季予算案に注目集まる

ただし、マン氏は、英経済の低迷する成長率や今後の財政引き締めを踏まえ、ポンドの長期的な見通しについては悲観的な姿勢を維持している。同氏は、英労働市場の弱さを示すさらなるデータが出てくれば、利下げ圧力が強まり、ポンドのさらなる下押し要因になるとみている。

昨年は、震災、円高、ヨーロッパ危機、タイの洪水等、波乱続きの一年。震災の影響は長期的な課題として今後も続くと予想されるが、今、直面している一番の問題は、ヨーロッパ危機のリスク。リーマンショックの多額な景気対策のツケと、ユーロバブルのしわ寄せが為替にも影響し、国際的金融市場が混乱する可能性もある。景気・物価の先行きや、IMFによる世界経済の見通し数値では、2012年にはまずまずの成長と予想をしているが、あくまでヨーロッパが大きく崩れないことが前提となる。国際利回りを見ると、日本は巨額の財政赤字を抱えているため、アメリカやドイツに比べて格付けは非常に低い。財政赤字を我が国がどう処理するかが、企業経済への大きな鍵となるだろう。国内を見ると、静岡県の業況や雇用面は、リーマン以降全国を下回っているのが実情。最近は自動車関連の挽回もあり、震災から持ち直しの動きはみえたが、生産は鈍化。個人消費は、全体としてみると前年よりマイナスの状況だ。しかし静岡県は、製造業だけでなく、医療や農林水産関連、観光など、多様な地域資源がある。健康・医療品、高級食材等を海外に出したり、富士山空港と結びつけた滞在型リゾート考えたり、新東名などの新立地や東海地震への対応を考えたり、新エネルギーを見直したり、さまざまな可能性がある。新しい需要をいかに今後掘り出していけるかがひとつのポイントになるのではないか。以上のような世界情勢、景気の動向を踏まえ、日本銀行では、消費者物価が安定するまで続ける実質ゼロ金利政策や、基金の創設、市場への資金供給を実施している。中長期的な課題になるが、ヨーロッパの動向を見極めながら、地域の活性化に取り組んでいくのが今年の課題である。

アリアンツ・グローバル・インベスターズの上級ポートフォリオ・マネジャー、ランジブ・マン氏は、物価も短期的なポンドの見通しを複雑にしていると指摘する。

こうした層では、どのような収入増でも歓迎されるでしょう。しかし、最低賃金以上の収入を得ている人々にとって、見通しは確実ではありません。

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