
日足一目均衡表におけるトレンド示唆2 ※前営業日引け時点
ポンド円
転換線 204.78円 > 203.14円 基準線 … 買い示唆
遅行スパン 207.20円 > 202.99円 実線 … 買い示唆
終値 207.20円 > 201.81円 雲の上限 … 買い示唆
三役陽転 転換線>基準線・終値>雲の上限・遅行スパン>実線 …買いトレンド
豪ドル円
転換線 101.32円 > 100.35円 基準線 … 買い示唆
遅行スパン 101.99円 > 98.60円 実線 … 買い示唆
終値 101.99円 > 98.50円 雲の上限 … 買い示唆
三役陽転 転換線>基準線・終値>雲の上限・遅行スパン>実線 …買いトレンド
NZドル円
転換線 88.21円 > 87.53円 基準線 … 買い示唆
遅行スパン 89.15円 > 87.20円 実線 … 買い示唆
終値 89.15円 > 86.96円 雲の上限 … 買い示唆
三役陽転 転換線>基準線・終値>雲の上限・遅行スパン>実線 …買いトレンド
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 一目チェック2ポンド オセアニア通貨
感謝祭の祝日を前に持ち高調整と思しき動きが強まり、ドル安円高が進行。リバランスに加え、11月はドル円が下落基調をたどるここ数年のアノマリーもドル高のモメンタムを止めたと判断される。テクニカルには200日移動平均線151.99円を下回り、ドル売りが加速したとみる市場参加者も少なくない。昨日安値150.44円は、9月16日安値139.56円から11月15日高値156.74円の上昇幅に対する38.2%戻し150.18円と概ね一致したが、ドル高の調整が終わったと判断するには早計か。日銀が12月に追加利上げを決定した場合、日米金利差縮小を意識した円買いも進みやすく、目先は上値の戻りが鈍くなりそうだ。
チャート上では、2022年以降の上値抵抗であった152円の水平ラインと、2023年1月安値を起点とする下値を切り上げるサポートラインで、三角保合の一種とされる「アセンディング・トライアングル」を形成していた。今回、三角保合を上抜いたことで、テクニカル的には上昇再開のサインと解される。
3月後半以来、152.00円で上値が抑制され溜まっていた上昇エネルギーが爆発した格好。堅調だが、高値圏の調整局面で支えとなりそうな日足ベースの主要なテクニカル指標は5日移動平均線が152.31円前後、一目均衡表・転換線が152.03円と、相場水準からややかい離。上昇の流れを大きく崩さなくとも、揺り戻し範囲の反落が相応に大きめになりそうな点には注意したい。
ドル円は、ドル安主導で昨年9月16日安値139円58銭を視野に入れる一方、ユーロなどドル以外の主要通貨に対して円は小動きにとどまっている。だが、トランプ米大統領は「非関税障壁」の一つに為替操作を挙げており、24日に予定されている日米財務相会合で円安是正が求められれば円高意欲は強まりやすく、ドル全面安から円全面高の展開に移る可能性も否めない。ドル円が一段と下げを強めれば、テクニカルには2020年3月から2024年7月までの上昇幅(101円17銭→161円99銭)に対する38.2%押し138円76銭が次のメドになるとみている。


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