
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は185ドル高の47474ドルで取引を終えた。足元で軟調に推移していた暗号資産が切り返したことなどからセンチメントが改善。場中は値動きがやや不安定となったものの、3指数がそろってプラスで終えた。ドル円は足元155円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが285円高の49555円、ドル建てが295円高の49565円で取引を終えた。
米国株高を受けて買いが優勢になると予想する。日経平均は月初から大きく下落しただけにスカッとした上昇にはなりづらいとみるが、下振れへの警戒はいったん和らぐ公算が大きい。米3指数の中ではナスダックのパフォーマンスが最も良く、直近で売られたハイテク株への見直し買いが期待できる。とはいえ、心理的節目の49500円や5日線(49717円、2日時点)より上では戻り売りも出やすいと思われるだけに、米国同様に場中の値動きは不安定となるだろう。日経平均の予想レンジは49300-49800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
見通し 今日の株式見通し堅調か 米国株の上昇に安心感
ダウ平均の構成銘柄では、ボーイングが10%高となった。UBSが2日に主催したイベントで経営陣が26年の航空機の納入やフリーキャッシュフロー(FCF)の回復に対して前向きな見通しを示した。キャタピラーやハネウェル・インターナショナルも上昇した。半面、ウォルト・ディズニーやコカ・コーラ、シェブロンは下げた。
トップダウンによるS&P500のEPS(1株当たり利益)は、2025年に265、2026年に300、2027年に330と予想しています。2025年末には、12ヶ月先予想EPSが300に近づく見通しであり、ここ1ヶ月で市場コンセンサスも上昇傾向にあります。
株価見通しでは、2025年末のS&P500について、2026年のEPS300×21.3倍=6,400、2026年末は2027年のEPS330×20倍=6,600との見方を維持します。12ヶ月先予想PERが現状の22〜23倍で恒常化すると見ているわけではなく、徐々に20倍前後へ収束すると想定していますが、米国債への信認低下が続く中では、一定程度の高いバリュエーションが持続しやすい可能性があります。これは、あくまで景気及び企業業績が堅調に推移することが前提となるため、景気後退や大幅な景気減速時には、バリュエーション調整圧力が強まるリスクがあります。
(注)各種データや見通しは、編集元アナリストレポートの配信日時点に基づいています。画像はイメージ。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、データベースのモンゴDBと通信機器のクレド・テクノロジー・グループ・ホールディングが急伸した。ともにAI関連の需要が成長を支え、市場予想を上回る四半期決算と収益見通しを前日夕に発表した。AI投資の過熱感が意識されるなか、関連株の上昇は買い安心感につながった。
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